仏武者修行で成長 川島正“持ってる”帰国初戦V

[ 2011年7月22日 06:00 ]

フランス修行から帰国した川島正太郎騎手

地方競馬です!!

 5月11日から7月15日までフランスで武者修行していた川島正太郎騎手(20=船橋・川島正)が20日、船橋11Rで凱旋勝利を挙げた。注目の帰国初戦であらためて“持ってる”ところを見せたホープ。海外初騎乗など貴重な経験をして充実した2カ月間だったが、向こうでは今までの騎乗スタイルを捨てることから始める苦労を味わったという。

 フランスでは調教だけでなく厩舎作業もこなし、今まで以上にじっくり馬と関わる中で痛感したことがあった。「うまく馬を御せないのが今までも課題だったが、向こうで引っ掛かる馬に乗ったときに全然抑えられなかった。調教の乗り方から変えないと駄目だと思った」。世話になったボラック・バデル調教師にアドバイスを受け、より踏ん張りが利くようにかかとの角度を変え、拳は寝かさず立てる。意識をこの2点に絞って課題克服に励んだ。

 20日のレースもフランスで学んだことを意識しながら臨み、「もちろんまだ完璧ではないが、短期間とはいえ苦労した経験を生かしていきたい」と心なしか以前より引き締まった表情で前を向いた。22日の8R終了後にはウイナーズサークルで帰国報告会を行う川島騎手。フランスのスパイスを加えて、これからどう変化していくのか注目だ。 (秋田 麻由子)

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2011年7月22日のニュース