【オーシャンC】佐々木“量産態勢”無傷の3連勝

[ 2011年7月15日 06:00 ]

連勝ゴールを決め、引き揚げてくる佐々木

 静岡の速攻派が連勝街道まっしぐら。ナイターSG「第16回オーシャンC」は2日目が終了した。初日に白星発進を決めた佐々木康幸(37=静岡)は、2日目も1着を並べて無傷の3連勝。成績同様に舟足の仕上がりも良好で、3日目以降も白星量産に期待が集まる。2日目を終えて、佐々木とともに得点率1位に立つのは岩崎正哉と峰竜太。4位には岡崎恭裕と九州勢がポイントを伸ばしている。

 佐々木が優出した前回SGグランドチャンピオン決定戦を上回る勢いだ。2日目2Rでまくり差しを決めると、後半7Rでは大嶋の前付けにも屈することなくインを主張し逃げ切り勝ち。これで初日9Rから3戦全勝とした。「まくり差しに入れたし回り足はいい。欲を言うと、もう少し伸びてほしいけど、まずは今の足を壊さないことが優先。現状でも水準以上の伸びはあるし、このリズムを崩したくないからね」。仕上がりは早くも納得の域に達した様子だ。

 グランドチャンピオン決定戦では3勝を飾り予選通過。準優勝戦でも2着に入り、優勝戦(4着)まで駒を進めた。今大会は2日目にして早くもグラチャンと同じ数の白星を獲得しており、前回以上の結果を期待していいはず。6号艇で挑む3日目9Rでも、枠番の不利を克服して上位争いを演じてくれるだろう。

 佐々木と同じく、土つかずで2日目を終えたのは岩崎と峰の2人。岩崎は伸びが力強く、峰はレース足がいい。タイプは違うが、ともに中堅上位は確実にクリアしている。ここまで白星なしの瓜生、池田、湯川も機力では負けていない。中でも瓜生は全ての足が上位クラスで、節一と呼ぶのに最も近い位置にいるとみていい。池田と湯川は伸びこそ目立たないが、出足と回り足はかなりのレベルに達している。ほかでは今村、赤岩、岡崎の気配が良好。初戦の初日6Rは6着に終わった重野も立て直して2日目1、2着。上昇度では最も目立っていた。

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2011年7月15日のニュース