大井に完成!地方初の二次診療施設

[ 2011年7月15日 06:00 ]

大井競馬場内に完成した処置室

地方競馬です!!

 ジャパンダートダービー(13日)の牝馬クラーベセクレタは本当によく頑張った。0秒1差3着で南関3冠こそ逃したが、地方最強3歳であることをあらためて証明。休養を経て今度はどんな路線を歩み、どんな活躍をするのか期待しよう。

 JDDが終わり、春から続いたS1、G1級競走は一段落。重賞は来週、新設地方交流・習志野きらっとスプリントが船橋で、8月3日には地方初の国際招待競走・サンタアニタトロフィーが大井で行われる。そこで今回は舞台裏の話題をひとつ。大井場内に地方初の二次診療施設が完成した(旧獣医室を改善)。国際交流競走実施場では24時間態勢で馬の応急処置や手術ができる診療システムが整備されている。これまで美浦トレセンなどを借りていたが、今後は注射麻酔下での外傷縫合や、吸入麻酔下での開腹、骨片摘出など外科手術が可能になる。

 施設改善経費約4000万円、機器などの購入経費約2000万円。TCKは「まずは施設を整備し、所属獣医や外来医師のレベルアップを図る選択をしました」という。手術室以外にも各種血液検査や有酸素能力強化などの機器が導入された検査・準備室を設置したのは興味深い。当面は大井開催時の故障馬処置や実習などに使用、9月1日から本格運用される。(池田 裕文)

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2011年7月15日のニュース