乗ってる１９歳！川須、今週も大暴れの予感

　【東西ドキュメント・栗東＝１４日】騎手の全国リーディング７位に位置する１９歳の川須。「ここまではビックリというか出来過ぎです」とベストテン以内で後半戦に突入していることに謙虚だ。ただ、全国リーディングの上位にいるから、といって全国的な知名度ではない。重賞騎乗は１度あるのみだから無名！？なのに菱田はデビュー２年目の若手がこのままスターダムにのし上がる予感を抱いている。

　野球に明け暮れていた中学校の時、ディープインパクトの（０６年の）凱旋門賞から引退レースとなった有馬記念までの３戦に衝撃を受けてジョッキーを志した。その上で競馬学校の受験はワンチャンスのみ、と考えており「２回受験する気はなかった。落ちていれば、その時は競艇選手の道も考えていました」と１メートル５９の小柄な体を生かしたプロ選手の道にこだわったと振り返る。

　本人は口に出さないがスタートに自信ある様子で、好発馬を決めて、今週も大暴れする予感がする。