【フィリーズR】フォーエバー持ったまま5F73秒8

[ 2011年3月18日 06:00 ]

報知杯フィリーズレビュー(追い切り) DPコースで軽快にラップを刻むフォーエバーマーク

 栗東で調整中の関東馬フォーエバーマークはポリトラック単走で馬なり。はやる気持ちをグッと抑え、ゴールまでリズムを崩さなかった。原調教厩務員は終始、手綱を持ったまま5F73秒8~1F14秒5。これで十分。原調教厩務員が感触を伝える。

 「元気いっぱいですね。角馬場では跳びはねたりしていたけど、それ以外は落ち着いていましたよ。馬はもうできているので、馬なりで抑え気味。4F57秒の指示(時計は56秒3)だったから、ちょうど良かったです」

 予定より1週ずれた桜花賞トライアル。先週金曜に美浦を出発して一度は阪神へ。中止が決まり、いったん美浦に戻るプランもあったが代替開催に備えて日曜に栗東に入った。初めての環境にもすぐに順応したという。
 
 「牝馬だから心配したけど美浦にいるときと変わらないですよ。落ち着きがあってカイバをしっかり食べているし、何の問題もないですね」

 態勢はキッチリ整った。牡馬相手の前走・クロッカスSをアッサリ逃げ切って桜花賞戦線に名乗り。開幕初日の良馬場と条件がそろっていたとはいえ、勝ち時計1分21秒0は開催8日間を通しての最速タイムだ。

 「あの時計で走ったのに終わってからもケロッとしていたし、すぐに息が入ったんですよ。心肺機能の高さは獣医さんも太鼓判を押してくれています。去年の阪神JF(8着)の頃と比べるとパワーアップしているし、心身ともに成長しています」と原調教厩務員。

 すでに3勝馬とあって桜花賞出走への賞金は足りている。権利獲りうんぬんではない。勝って本番へ…と陣営はシナリオを描いている。

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2011年3月18日のニュース