【フェブラリーS】フリオーソ「状態は完壁」

[ 2011年2月20日 06:00 ]

決戦前日、フリオーソは気合乗り抜群だ

 地方の雄フリオーソは決戦前日、地元・船橋競馬場で抜群の気配を放っている。調教パートナーを務める佐藤裕太(レースはデムーロ)を背にダートコースに現れた。まず1周をダクで軽く流すと、2周目はキャンターで駆け抜けた。軽快な脚さばきの中にも1完歩、1完歩の踏み込みには力強さが伝わってくる。

 川島正師もその雰囲気に太鼓判を押す。「状態は完璧。こんなにいい具合を維持しているのは珍しいね。引き運動の時も引いている2人をググッと引っ張っていく手応えがある」

 中央ダートG1は07、08年のJCダートに挑戦し、10、7着に敗れた。それだけに、師の意気込みもハンパじゃない。「この辺で中央のG1を獲りたいね。普段のトレーニングは施設の面で中央の馬に比べてハンデがあるが、これまでも馬の力で負かしてきた。今年はカネヒキリ、ヴァーミリアンもいないからな」と自信を見せる。

 枠順は展開の鍵を握るトランセンドの隣の13番。「内にトランセンドがいて競馬はしやすいんじゃないかな。スタートが良くて2、3完歩前に行けば、ハナを奪ってもいい」と作戦を明かした師。99年覇者メイセイオペラ(岩手)以来、12年ぶり2頭目の地方馬による中央G1制覇へ、最高の状態で挑む。

続きを表示

2011年2月20日のニュース