【フェブラリーS】ミスターX オーロ絶好舞台で波乱演出

[ 2011年2月20日 06:00 ]

 東京メーン11Rは今年最初のG1・フェブラリーS。ダート王者を決める一戦となるが、暮れのJCダートから約2カ月半後に行われるため、その勢力図に大きな変動はなく、近年はJCダート組が圧倒している。過去5年で馬券に絡んだ15頭中、JCダート組が13頭を占める(例外は07年3着ビッググラス、10年2着テスタマッタ)。勝ち馬は全てJCダート組で、今年もこの王道組からオーロマイスターを狙う。

 昨年のフェブラリーSはレース前日に感冒のため、無念の出走取り消しとなったが、今年は前哨戦の根岸Sをパスしてここにぶっつけで挑んできた。その陣営の意気込みを素直に評価したい。

 昨秋の交流G1・南部杯では現役最強のダート王・エスポワールシチーに3馬身差をつけて快勝。マイルの速い流れで道中ピタリと折り合うと直線で鋭く伸びて王者に完勝した。その後の2戦は微妙に長い1800メートルの距離で、折り合いに苦労して持ち味を生かせなかった。ダートのマイル戦は2戦2勝と最も相性のいい舞台で見直せる。

 さらに最内枠の1番も好条件だ。トランセンド、フリオーソなどの人気馬が先行する展開。超ハイペースも考えれるだけに、その直後のインでスムーズに折り合えれば、直線は内からスルスルと抜け出して来るシーンも十分ある。決して忘れてはいけないG1馬だ。

 馬単(1)から(5)(7)(14)(15)(16)。

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2011年2月20日のニュース