「競馬の神様」で火災 女性遺体発見

[ 2011年2月16日 12:39 ]

 16日午前11時15分ごろ、「競馬の神様」として知られる京都市伏見区深草鳥居崎町の藤森神社の旧社務所から出火、平屋約60平方メートルを全焼し、焼け跡から女性の遺体が見つかった。本殿への延焼はなかった。

 神社の清掃ボランティアをしている70代女性の行方が分からなくなっており、伏見署が遺体の身元を調べている。同署によると、出火時には旧社務所でボランティア2人が作業をしていたが、1人は逃げて無事だった。

 神社によると旧社務所は神社関係者の休憩所として使われ、正月などには売店としても利用されている。出火直後に放水作業に加わった宮司は「(旧社務所の)玄関に靴が並んでいたので、もしかしたら中に人がいるのではと思った」とショックを受けた様子だった。

 藤森神社は室町時代に始まった「駈馬神事」が毎年5月に行われ、勝運と馬の神様として競馬ファンらの参拝者が多い。多くのアジサイが咲くことでも有名。

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