【新鋭王座決定戦】平本センター枠で巻き返しだ!

[ 2011年1月27日 06:00 ]

巻き返しを期す平本

 抜群のレース足を生かして待望の初白星だ。G1「第25回新鋭王座決定戦」は27日、予選3日目を迎える。初日ドリーム戦2号艇スタートの平本真之(26=愛知)は、2日目までに2走を終えて3着2本。大きく崩れてはいないものの勝ち切れずにいる。しかし、道中の競り合いで見せる出足や回り足は軽快そのもの。この仕上がりならセンター枠で臨む、27日の6、11Rでも十分に勝利を狙える。

 今井と篠崎元が2走ともに4着以下に敗れ、松田は7Rでコンマ02のフライング。2日目はドリーム戦メンバーの苦戦が目立った。ドリーム戦3着の平本も苦しんでいる1人だ。2日目は9Rに1枠で登場したが、坂元にまくられて3着。「悔しい。精いっぱいのスタート(コンマ05)を行ったのに…。スリットからあんなに伸びられるなんて」とガックリ肩を落とした。

 しかし、道中のさばきはさすがSGレーサー。2M差しで最後方から3番手に浮上すると、2着の西山にもゴール直前まで食らいついてみせた。「出足と回り足が良くて、追い上げが利く」。伸び以外の実戦足は軽快で、枠番不問で勝負になる仕上がりだ。残る予選4走は3~6枠。枠番は外になる一方だが、決して軽視はできない。

 対照的に、ドリーム組で順調に白星を伸ばしているのは新田。2日目4Rで接戦をしのいで3着を確保すると、後半10Rではまくりを決めて今シリーズ2勝目を飾った。「めちゃめちゃ出ている。行き足から伸びが凄いし、出足も良くなってきている」と舟足は完調の域。予選1位通過も十分に狙える。2日目6Rで初白星を挙げた峰も初日同様、動きに力強さがあり今後も上位争いに加わってくるだろう。

 他では松尾、桐生、坂元、金子、永田秀の舟足が上位クラス。いまだ白星こそないが山田哲も伸びは抜群だ。一方、篠崎元、鈴木、丹下らは明らかに機力劣勢で、立て直しが急務となる。

続きを表示

2011年1月27日のニュース