【シルクロードS】モルトグランデ重賞初制覇へ躍動

[ 2011年1月27日 06:00 ]

サクセスオネスティ(右)と坂路で併せ追い切るモルトグランデ

 土曜京都のメーン「シルクロードS」の追い切りが26日、東西トレセンで行われた。美浦では初重賞制覇を目指すモルトグランデが躍動。坂路でサクセスオネスティ(5歳1600万)から2馬身先行。残り100メートルから並んで気合を高め合い、迫力あるフットワークで併入した。4F52秒4、1Fは12秒1。

 「輸送で体が減るタイプなので23日にビシッとやってある。時計こそ抑え気味でも充実の併せ馬ができた」と尾形助手の口調は力強い。「差す競馬が板に付いてきた。使える脚は限られているが田辺騎手はこの馬のことをよく知っているから」と鞍上に一任の構えだ。

 その田辺は先週、土曜は中山、日曜は小倉でメーン制覇と絶好調。小倉の関門橋Sではゴール前で追わなかったことで過怠金10万円を課されたが「若い牝馬なのでレースに嫌気を出してほしくないと考えた。とはいえ反省している」と、気持ちを切り替えて臨む。モルトについては「前々走の福島でしっかりした走りを見せた。前走は直線で一瞬先頭のシーンも。この馬のことはよく分かっているつもり」と頼もしい。勝てば自身も初重賞。「勝ちたい気持ちはあるが、まずはスムーズに乗ること。その結果として重賞を手にできれば」と冷静に語った。

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2011年1月27日のニュース