【オークス】G1史上初同着優勝!2頭の樫女王が誕生!

[ 2010年5月23日 16:11 ]

G1史上初の1着同着になったアパパネ(手前)とサンテミリオン

 3歳牝馬の頂上決戦「第71回オークス」は23日、東京競馬場で行われ、桜花賞馬で1番人気アパパネ(美浦・国枝栄)と5番人気サンテミリオン(美浦・古賀慎明)が2分29秒9で1着同着となり、優勝を分け合った。日本中央競馬会(JRA)によると中央G1で1着同着は史上初めて。重賞では2007年の阪急杯(G3)以来9度目。

 サンテミリオンは道中、中団後方を追走。アパパネはそのすぐ後ろをぴったりマーク。最終コーナーを回り、2頭とも追い上げ開始。直線半ばから一騎打ちになった。まるで昨年のブエナビスタとレッドディザイアのVTRを見るようなゴール前の死闘。一旦アパパネが抜け出すと、サンテがすぐさま差し返す。クビの上げ下げで同時にフィニッシュ。15分以上に及ぶ長い写真判定の末に待っていたドラマのフィナーレは「同着」だった。

 史上初となる2頭の樫女王の誕生。レース確定後、アパパネの鞍上・蛯名とサンテの鞍上・横山典は互いの健闘をたたえるように熱い抱擁をかわした。

 アパパネは桜花賞に続くG1・3勝目、サンテミリオンはG1初勝利。1着賞金は、1着の9700万円と2着の3900万円の合計額の半分となる6800万円。3着は8番人気のアグネスワルツだった。

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2010年5月23日のニュース