【チューリップ賞】“栗東留学”アパパネ余裕の構え

[ 2010年3月4日 06:00 ]

栗東の坂路で追い切られたアパパネ

 2歳女王アパパネ(国枝)が確かな成長を見せている。今年初戦に向けた最終追い切りは、坂路4F53秒7~12秒3。軽快な脚さばきを披露し、勢いよく駆け上がってきた。手綱を取った福田調教厩務員(レースは蛯名)が感触を伝える。

 「良かったと思いますけど、息の入りはモタモタしていた感じ。休み明けというのもありますかね」
 2月中旬から昨年末に続き2度目の“栗東留学”を行っている。「この前と同じ馬房なので、場所に慣れるのが早かった」と話すように順調な仕上がりを見せている。それでも約3カ月ぶりの実戦となるだけに、慎重な口ぶりだ。
 「今回は目いっぱい仕上げてないですから。無事に帰ってきてくれればいいですよ。それでも恥ずかしい競馬はしないと思います」
 目標はあくまで桜花賞。今回は結果を求めるレースではないが、地力を発揮できる出来にある。

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2010年3月4日のニュース