【エリザベス女王杯】ブエナ負のスパイラル止まず…

　超伏兵２頭の大逃走劇。ブエナビスタ鞍上の安藤勝は４コーナーで気づいたかのように急いでポジションをどんどん押し上げた。ただ、直線を向いたときには、すでに前方の２頭は直線半ばまで進んでいた。致命的な差。ブエナビスタは執念の追い上げを見せる。上がり３Ｆ３２秒９の究極の切れ味で差を一気に縮めたが、あまりにもリードを許し過ぎた。秋華賞に続く３着でレースを終えた。

　なんともリズムが悪い。札幌記念は直線が短くトップギアに入る前にレースが終わった。３冠を懸けた秋華賞はまさかの３着降着。絶対的な力を持ちながら勝ちきれないレースが続くブエナビスタ。休み明け３戦目でも、負のスパイラルは止まらなかった。