【天皇賞・秋】サクラメガワンダー知る福永「今回はいいよ」

[ 2009年10月29日 06:00 ]

 【男の意地魅せます】ウオッカに昨秋ほどの強さを感じないとした以上、昨年の天皇賞・秋で後じんを排した馬の逆転も警戒する必要がある。最終追い切りでは休み明けとなるサクラメガワンダーの動きに注目した。福永を背に坂路単走で4F54秒8~1F13秒4。友道師は「先々週、先週とビシッとやっているし、きょうは時計もかかっていたから、こんなものでいいでしょう」と納得の表情。10戦連続で手綱を取っている福永は「時計が出すぎずに、負荷もかけられた。いいときと悪いときが分かりやすい馬。(今回は)いいよ」ときっぱりジャッジを下した。

 東京は【0・0・0・6】。数字を見る限りは手を出しづらいが、これにははっきりした理由がある。以前は輸送がからっきしだったのだ。友道師は「2年ほど前までは、東京に行ってがっかりするくらい馬が変わっていた」と振り返る。それでも輸送の不安は徐々に解消。昨秋の東京2戦はともにプラス体重で出走し、毎日王冠が4着、天皇賞・秋は0秒3差の6着。今回は1年ぶりの関東遠征となるが、師は「昨秋あたりから精神面が成長してきたし、今は輸送も心配していない」と強調した。
 昨年の天皇賞・秋の後は1、2、1、2着。前走・宝塚記念ではG1で初の連対を果たし、いよいよ充実期を迎えた感が強い。師は「今年は昨年の2、3着馬がいないわけだし、近走の成績が示す通りの力を見せられるのでは」と言葉に力を込めた。実は昨年◎を打ったのがこの馬。2年連続で勝負するべきか迷っている。

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2009年10月29日のニュース