【天皇賞・秋】ゴムまりラン!ドリジャニが弾んだ!

[ 2009年10月29日 06:00 ]

天皇賞 ドリームジャーニーの追い切りを終えた池添騎手(右)は池江寿調教師に手応えを報告

 ゴムまりがはずむような躍動感という表現がピッタリはまる。負荷の軽度なポリトラックコースの調教も手伝いドリームジャーニーは抜群のスピード感。闘魂注入とばかりのステッキ3発に応えて6F80秒ジャスト、ラスト1Fは12秒0でフィニッシュした。

 「仕掛けての反応が良かったし走りもシャープ。満足している」。これが池江寿師の言葉なら池添も「先生らと相談してしっかりカイバを食べているとのことでビッシリやった。いい反応」と両者が満足顔。
 しかし、会見の席でもう一つお互いが一致した事が“弱点”についてだった。それは左回りコースを苦手とする点だ。
 池添は「左回りだと内にモタれる。(ハミで)修正しながら追っているので伸びがそがれている」と具体的に説明。右回りほどの爆発力がみられないのはそのモタれ癖が要因だという。池江寿師は苦笑いで「左回り?ボク自身に苦手意識があるのか…」と言葉を変えてから「ドリームジャーニーは右回りの小回りが一番あっている。府中の2000メートルは実質、コーナーが3つでタメをつくりにくい」とウイークポイントを隠すことはしなかった。
 それでも春のグランプリホースだ。休み明けのオールカマーは重量59キロを背負って2着キープと本番へ向けて描いた通りの上積みを加算している。
 「昨年とは充実度が違うのでそこに期待」
 プラスとマイナスでゼロにはならない答え。池添は相棒の充実度の方が上回っていると胸を張った。

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2009年10月29日のニュース