【ダービー】（１）ロジユニヴァース

坂路を駆け上がるロジユニヴァース（左）

　もう負けられない。無敗で迎えた皐月賞で、まさかの１４着大敗を喫したロジユニヴァースが、坂路で意欲的な最終調整を行った。パワーコレクター（６歳５００万）を追走してスタート。手綱を動かさなくても自然と加速していく。最終的には併走馬を１馬身リードする形でゴールを駆け抜けた。４Ｆ５４秒５、ラスト１Ｆ１３秒１は金曜追いとしては異例のタイム。「予定より少し時計が速くなったが、あえて強めの調教を課したわけではない」と萩原師は語ったが、自然と時計をマークできるのは、体調の良さの裏返し。「体重も維持できているし、カイバ食いも問題ない」。巻き返しへ態勢は整った。ロジユニヴァースとフィフスペトル、ナカヤマフェスタの関東勢３頭は万全を期し、１日早く、３０日の土曜早朝に東京競馬場へ移動する予定。続々と東上する関西勢を迎え撃つ構えだ。