アンカツ、スカーレットに惜しみない賛辞/有馬記念

[ 2008年12月28日 16:05 ]

ダイワスカーレット37年ぶりの快挙V/有馬記念

全盛期の姿なく…サムソン最後は8着/有馬記念

Sヒーロー、直線で差は広がるばかり/有馬記念

 【有馬記念】絶好のスタートからハナに立つと、1000メートル通過が59秒6。しかしそこからペースを落とし、カワカミプリンセス、メイショウサムソンを従えて先頭を快走。勝負どころの3、4角。有力馬たちが懸命に押し上げる中、ダイワスカーレットはわずかに手綱をしごいただけ。コーナーワークで差を広げると、直線で彼女を追うことができるライバルはいなかった。

 ゴール直前で、勝利を確信した安藤勝騎手はガッツポーズを掲げた。「馬群に包まれるよりも行った方が安全だと思った」。逃げたのは規定路線。そこには「追ってからもうひと踏ん張りしてくれる」という信頼感があった。

 牝馬の有馬記念優勝は37年ぶり4頭目の快挙。名実ともに現役最強馬となった愛馬について「自分のペースでいけて、力で押し切ったというレース。この馬の強さが分かった。まだまだ先がある」と惜しみない賛辞を送った。

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2008年12月28日のニュース