ついに!ついに!ついに!エリザベスが勝った

[ 2008年7月30日 06:00 ]

園田8Rで連敗を止めたエリザベスクィーン

 兵庫県尼崎市の園田競馬で29日、中央、地方競馬を通じ、最多連敗記録を更新中だったエリザベスクィーン(牝7歳)が8Rで初勝利を飾り、デビュー以来の連敗を165で止めた。

 11頭中4番人気でスタート。逃げるチョカの直後につけた。向正面まで2番手を進んだが、いつも通り3、4コーナーで少し離され始めた。手綱を取っていた板野央騎手は「これまで勝負どころで離されてチャンスを逃していた。だから絶対に何とかしたかった」と猛追。直線で盛り返し、最後は半馬身かわしてゴール。スタンドからは大きな拍手と「おめでとう!」の声が上がった。
 管理する栗林徹治調教師は「正直、うれしい。3走前までは暑さがこたえていたようだったが、今回は持ち直していた。よそ見をしないように着用したブリンカー(視界の一部を遮ることでレースに集中させる馬具)の効果もあったのかな」とホッとした表情。
 エリザベスクィーンは北海道日高町生まれ。03年から地方競馬を転戦したが一度も勝てず、今年6月17日に162連敗し、92年に引退したハクホウクインの連敗記録を16年ぶりに更新した。
 兵庫県競馬組合の小山善三郎事務局長は「不名誉な記録は残したが、知名度アップの面でエリザベスクィーンの活躍はありがたい」としている。

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2008年7月30日のニュース