オイラはマイラー!カンパニー重賞連覇

[ 2008年4月20日 06:00 ]

カンパニーはニシノマナムスメ(右)の追撃をクビ差で振り切り1着ゴール

 19日、阪神競馬場で行われたマイラーズCは、カンパニーが直線抜け出して快勝。中山記念に続く重賞連覇を飾り、安田記念(6月8日、東京)へ前進した。

 追い込んで届かず“善戦マン”で終わっていたかつての姿はどこにもない。先行集団で流れに乗って、直線に向くとマルカフェニックスの外からあっさり抜け出した。脚質転換に成功して重賞連覇。騎乗した横山典は「年齢を重ね、いい意味で丸くなったのかな。レースが上手になった」と満面の笑み。音無師は「少し太くてレース後も息の入りが悪かったから次は上積みがありそうだ」と安田記念に手応えを膨らませた。
 同騎手はダービー卿CT(サイレントプライド)、NZT(サトノプログレス)に続き3週連続重賞制覇。皐月賞では「人気はないみたいだけど悪い馬じゃないよ」と評価するフサイチアソートで04年天皇賞・春(イングランディーレ)以来のG1タイトルを狙う。

 ◆カンパニー 父ミラクルアドマイヤ 母ブリリアントベリー(母の父ノーザンテースト)牡7歳 栗東・音無厩舎所属 馬主・近藤英子氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績24戦8勝 総獲得賞金4億6836万2000円 主な勝ち鞍は京阪杯、大阪杯、関屋記念、中山記念、マイラーズC。このレースで7歳馬の優勝はゴールドイーグル、ニホンピロプリンスに次いで12年ぶり3頭目。

 ▼戦い終えて
 ▼2着ニシノマナムスメ(吉田隼)うまく乗れたが、最後は脚色が勝ち馬と一緒になった。もっと馬場がパンとしていたらシュッと伸びていたと思う。
 ▼3着エイシンドーバー(福永)返し馬からゴトゴトしていて、具合はあまり良くなかった。その割には最後来ているけど。
 ▼4着ハイアーゲーム(藤岡佑)馬込みに入れたら、掛からずいい感じの追走。よく伸びているが…。
 ▼5着キングストレイル(安藤勝)追ってからがもうひとつ。頭を上げて突っ張る感じだった。
 ▼6着マイネルポライト(池添)勝ち馬の後ろにつけられたが、反応の差が出た。
 ▼7着コンゴウリキシオー(藤田)体重は戻っていても、まだ筋肉が付ききっていない。しまい盛り返しているし内容は悪くないけど。
 ▼14着ドリームジャーニー(池江寿師)追い切りが1本足りず、気持ちが乗っていなかった感じ。

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2008年4月20日のニュース