ドリームの夢が成る/皐月賞3連単ナビ

[ 2008年4月20日 06:00 ]

 大混戦の皐月賞だが、毎回堅実に走っているにもかかわらず人気の盲点になっている馬がいる。ドリームシグナルもそんな1頭。前走スプリングSの6着敗退で株が急落したが、その前走は3番人気に支持されていた。主導権を握ったショウナンアルバを、3角で外から抑え込みに行ったレースぶりは強引にも見えるが「人気を背負って勝ちに行った結果だし仕方ない」と西園師は鞍上の吉田隼をかばう。ライバルの脚を計った試走と考えれば、勝ち馬から0秒4差は上々だ。

 雨はやんだものの、土曜の中山は一日中曇り空。きょう日曜もパンパンの良馬場になる可能性はゼロに近い。西園師が希望していた「時計の掛かる馬場」になるのは間違いない。道悪の適性は昨秋の京王杯2歳Sで証明済み。やや重発表だがレース中も雨が降り続き上滑りする状態。出遅れて状態のより悪い内ラチ沿いを追走。直線も馬群の内を割って2着に食い込んだのだから価値は高い。
 稽古の動きも抜群だった。時計の掛かった今週の栗東坂路で4F51秒5を楽々とマーク。「休養明けを1度使って確実に上積みがある」と西園師も出来に太鼓判を押している。流れは落ち着くメンバーだが、大外に入ったショウナンアルバの抑えが利かなければ、同馬をめぐって予想外のハイペースという可能性も十分ある。シンザン記念で大外一気に追い込んだ脚がサク裂すれば勝負圏内に食い込める。(13)1頭軸マルチで(1)(2)(3)(9)(10)60点。(ナビ班)

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2008年4月20日のニュース