白毛のユキチャン“樫女王”に名乗り!!

２９日のミモザ賞を制し、白毛馬初の特別レース勝ち馬となったユキチャンは関係者（左から２人目は鞍上の吉田隼人・騎手、左から３人目は馬主の金子真人氏）と口取り式に臨む

　３歳牝馬５００万クラスの中山９Ｒ・ミモザ賞は好位で脚をタメた白毛馬ユキチャンが、直線で鮮やかに抜け出して２勝目を挙げた。白毛馬の芝勝利も特別レース優勝も初の快挙。ゴールの瞬間は場内から大歓声が上がった。３カ月半の休み明けを問題にしない快勝に手綱を取った吉田隼は笑顔。「前走が（ダート）１２００メートル戦だったので１～２コーナーは少し行きたがったが、それ以降は言うことを聞いてくれた。いきなり距離を延ばしてこの競馬ができるのは大したもの」と絶賛した。金子真人オーナーも「強い競馬だった。こうなったらオークスを狙います」と上機嫌。牝馬クラシック戦線に楽しみなアイドルが誕生した。