ワイルド連覇へ気合十分/日経新春杯

[ 2008年1月17日 06:00 ]

 ディフェンディングチャンピオンにふさわしい動きだ。トウカイワイルドは落ち着き払った歩様でCWコースに脚を踏み入れると、16秒台のゆったりとしたリズムでスタート。徐々に加速して迎えた直線、鞍上の長岡助手が叩き出すとハミを取ってパワフルに伸びた。余裕のある脚色で上がり3F37秒9、1F12秒4。見届けた中村師は「同じ休み明けでもオパールS(昨年10月)の時よりはいいと思う。あの時は太くて(調教で)動けなかったのに2着。その後の2戦(10、9着)はオパールSで頑張り過ぎた反動だったのかも」と語った。

 昨年の日経新春杯では同馬主のトウカイエリートを下して重賞初制覇。「首差だけ勝ったけど、それ以外はエリートにずっと先着されている。力は向こうが上だよ」と同師は対戦成績1勝3敗と勝ち越しを許したトウカイエリートを評価するが、打倒の勝負手も用意している。「正攻法で勝てないと思うから川田君を起用した。イチかバチかのレースをしてもらうにはぴったりのジョッキーだから」と明かした。

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2008年1月17日のニュース