中野信子氏「日本の闇を見てしまった気持ち」元検事正性的暴行事件の被害女性検事が“生き地獄”で退職

[ 2026年5月1日 12:34 ]

中野信子氏のインスタグラム(@nobuko.n.nakano)から

 脳科学者の中野信子氏が1日、テレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜前10・25)に出演。元大阪地検検事正の北川健太郎被告(66)が元部下への準強制性交罪に問われた事件で、被害を訴えている女性検事が4月30日に大阪地検に辞表を提出したことに言及した。

 女性検事は記者会見を開き、同僚副検事による誹謗(ひぼう)中傷など二次被害があったと訴え、検察組織を批判。「復職する道を整えてもらえず、被害もなかったかのように扱われた。生き地獄から解放されたかった」と述べた。

 女性によると、法務検察当局に第三者委員会の設置と調査を求めたが拒否され、北川被告の準強制性交致傷罪への訴因変更には応じないとの回答があった。勤務環境の安全確保を求める主治医の意見書を提出したが、支援体制を整えてもらえなかったという。

 最高検はコメントを発表し、一般論と断った上で「働きやすい職場環境を整えることに努めている」とした。女性の退職には言及しなかった。

 また、女性検事は同日、捜査情報の漏えいや女性への誹謗中傷をしたとして告訴・告発した副検事が不起訴になったことを不服として、大阪第2検察審査会に審査を申し立てた。大阪高検によると、副検事は事件の参考人として事情聴取されたことを被告側に漏えい。地検の複数の職員に女性の名前を伝える不適切な行為をしたとして、昨年3月、戒告の懲戒処分を受けた。

 北川被告は2024年の初公判で起訴内容を認めたが、その後無罪主張に転じた。弁護側は女性が抵抗不能だったという認識が被告になかったとしている。女性は今年2月、国や被告らに計約8300万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。

 中野氏は、「これはあまりにもひどい事件で…うーん、胸がつぶれるような思いですね」と言葉を絞り出し、「日本の闇を見てしまった気持ちにもなりますけれども、あってはならないことが未然に防ごうではなくて、あった後になかったことにしようっていうことは起きがちなんですよね」と指摘。そして、「これが法を守る側である検察という中で行われているっていうのも、ちょっと非常に気持ち悪さを感じますし、日本は一体どういう国になってしまうんだろうかという不安な気持ちにもなりますね。どうか正しい処置をお願いしたいと思います」とコメントした。

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