5分に詰めた3年分── 7限目のフルール・竹内花春 自作パワポで後輩へ託した“MCのバトン”
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長野・佐久長聖高校発の女性アイドルグループ「7限目のフルール」創設メンバーで、ライブのMCを担ってきた竹内花春(はる)。スポニチ東京本社のソロインタビューで見せたそのトーク力は、決して生まれつきのものではない。沈黙が怖かった日々をくぐり抜け、ステージの空白を埋めるために磨き続けてきた、3年間の結晶だった。(推し面取材班)
7限目のフルール特集|全員独占ソロインタビュー
3年生の卒業が近づいた、ある日のレッスン場。そこに広がっていたのは、どこか不思議で、そして温かな光景だった。
竹内が自作したパワーポイントの資料を示しながら、集まった2年生メンバーに自分のスキルを伝えていく。名付けて「MC担当はるにゃんのMCレッスン」だ。
かねて「はる先輩がいなかったらMC不安です」とこぼしていた後輩たちを前に、スライドをめくりながら伝えたのは、テクニック論ではない。台本を丸暗記することよりも、「流れ」を体に入れることの大切さだった。
「文章を覚えるんじゃなくて、『この人の話の後に、私はこう繋ぐ』って覚える。そうすると、ステージで止まらないから」
レッスン時間は、わずか5分ほど。本人いわく「爆速レッスン(笑)」。だがその5分には、MCとして立ち続けてきた3年分の失敗と試行錯誤、そして矜持が凝縮されていた。沈黙に怯え、言葉を探し続けた日々を乗り越えてきたからこそ語れる、“実感”の共有だった。
いまの竹内は、言葉に淀みがない。質問を投げかければ、すぐに体温のある答えが返ってくる。だが、その姿からは想像できないほど、スタート地点は心もとなかった。
中学時代は吹奏楽に打ち込み、高校進学の時点で明確な将来像があったわけではない。そんな中で出会ったのが、佐久長聖に新設されたパフォーミングアーツコースだった。
「親に説明会を勧められて行ってみたら、歌もダンスもできて、英語にも力を入れてるって聞いて。『楽しそう、やってみよう』って思えたんです。中学の先生には『えぇ!?』って驚かれましたけど(笑)」
当時の入学式後、取材対応のために教室に残されたのが6人の1期生だった。その準備の合間、女子トイレで初めて全員が顔をそろえ、「よろしくね」と言葉を交わした。緊張をほぐすために話題にしたのは、入学前に提出した歌唱動画。竹内が選んだのは、Adoの「私は最強」だった。
「他のメンバーもメドレーに入れてたって聞いて、『あ、歌ってる人いた!』って。そこでちょっと緊張がほどけました」
軽い気持ちで飛び込んだ世界。しかし、その先に待っていた現実は甘くなかった。満員のデビューライブを経て迎えた、初めての対バン。特典会で目にしたのは、有名グループの前に伸びる長蛇の列と、自分たちの前に立ってくれた、たった3人の姿だった。
「あれ? こないだのライブ、満員だったのに……って」
ステージ上では確かに輝いていたはずなのに、終わってみれば誰もいない。その“空白”が、何より怖かった。
それからも10人、十数人しかいないステージがあった。スカスカのライブハウス。高校1年生にして理想と現実の差を突きつけられる。それでも、竹内はステージで言葉を止めなかった。止めてしまえば、空気が冷えていくことを知っていたから。
やがて、ファンの声が変わり始める。
「はるにゃんのMC、聞いてると安心する」
「はるのMCがあるから、ナナフルのライブ楽しいんだよね」
その喋りは、いつしか「安心感」という名の武器になっていた。自分が誰よりも話し、場をつなぐことで、観客を置き去りにしない。そうやって守り続けた“ライブの温度”が、少しずつ客席を満たしていった。
同期の1人が体調不良で道半ばでグループから離れるも、後輩が5人加入し、グループは10人体制に。初めて横一列に並んだとき、思わず漏れたのは「え、狭っ!」という素直な一言だった。ぎゅうぎゅうの楽屋、リュックの山。そしてナナフルカラーのオレンジ色で埋まっていく客席。そんな成長曲線をナナフルと一緒に歩んできた。
3年間を振り返れば、語り尽くせるはずがない。今回のソロインタビューも、当初予定していた20分を大きく超え、気づけば40分以上が過ぎていた。取材後、「はるは元々このくらいかかると覚悟してたよ」と帯同した運営関係者が笑っていた。
5分に3年分を詰め込み、後輩たちへバトンを渡した竹内。自ら作ったスライドと、積み重ねてきた言葉の系譜は、卒業後もナナフルのステージに息づいていく。
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