【銀河戦】豊島将之九段が6年ぶり2度目の優勝 「自分の感覚信じて」藤井聡太王将を119手で下す

[ 2025年12月30日 22:37 ]

銀河戦で優勝した豊島将之九段(撮影・我満 晴朗)
Photo By スポニチ

 将棋の第33期銀河戦決勝が30日、囲碁・将棋チャンネルで放送され、先手の豊島将之九段(35)が藤井聡太王将(23)=6冠=を119手で下し、6年ぶり2度目の優勝を飾った。豊島の一般棋戦優勝は6回目(JT杯3、銀河戦2、NHK杯1)。対局日は10月24日。

 敗れた藤井は3年ぶり3度目の優勝を逃し、3連続の準優勝となった。

 優勝した豊島との主な一問一答は以下の通り。

 ――決勝を振り返ると?
 「雁木(がんぎ)模様で力戦系の形。途中は自分のペースかなという局面もあったと思うんですけど、そのあと飛車を取られたあたりから苦しくなり、ちょっと粘っているような感じでずっと指していた将棋だったと思います」

 ――感覚としては逆転勝ち?
 「そうですね。自信がない局面も結構多かった」

 ――優勝の感想を。
 「なかなか苦戦が続いているので、優勝できて驚いている気持ちと、うれしい気持ちとがあります」

 ――藤井6冠とは久しぶりの対局。
 「最近はほとんど勝てていない中でも、あまり弱気になりすぎず前向きな手を指して、自分の感覚を信じて踏み込む感じで指せればいいかなと思っていました」

 ――ここ1年ほど調子が下降気味だった?
 「ここ1年というより、もう少し前が結構ひどかった。この1年ぐらいは悪いなりに少しずつ上昇していってる手応えはあるんですけど。ただ、やっぱりだいぶ実力が落ちてしまって、そこからはなかなか活躍できていない。そういう中でもはい、自分なりに一生懸命やろうと思ってやっています」

 ――今回の銀河戦の優勝が、一つ上向きのきっかけになりそう?
 「どうなんですかね。そんなに自分の中ではすごくいい手応えになっているという感じでもないんですけど。一番悪い状態の時に比べればという感じで。でもなんか自分なりに一局一局一生懸命やっていこうと思っていて、それで結果が一つ出たので、それはうれしいです」

 ――調子が一番底だったなと思うのはいつ頃?
 「昨年の名人挑戦したあたり、そのあととかですか」

 ――そこから銀河戦優勝に結びつけるまで、どのような工夫を?
 「戻せてるか分からないんですけど、中終盤で結構悪手を指してしまうことが多かったので、、そこ一歩一歩というか。そんなにすごいことはしてないですけど」

 ―何か新たに始めたことは。
 「意識を変えて普通の勉強というか、棋士がみんなやってるようなことを、しっかり地道に取り組んでいくというような形です」

 ――藤井6冠に勝つのは他の白星と比べて特別感がある?
 「より一層大変な相手と思っています。優勝など結果が出せてなかったので、一つ結果が出せたことがうれしいという気持ち。対藤井さんではなく優勝が、です。藤井さんに勝てたのはうれしい気持ちはあるんですけど、自分の中ではあんまりうまく指せてなかったかなというような部分もある。もうちょっといい内容で指せていたらまた違った感触になってるのかもしれません」

 ▼藤井王将 最初の分岐点で比較的激しい指し方を選んだんですけれど、それが良くなくて。少し進んでみると、こちらの玉が薄くて、自信のない展開になってしまった。その後は難しくなったところもあったとは思うんですけど、そういうところでうまく局面の急所をつかんで指すことができなかった。(3年連続準優勝については)偶然という要素が強いと思います。敗れてしまった将棋ですと、やはり指し手の精度が落ちていたところが多かった。

続きを表示

「藤井聡太」特集記事

「美脚」特集記事

芸能の2025年12月30日のニュース