「ばけばけ」リヨ清々しく退場?参考史実は?初朝ドラの北香那が存在感「台詞の裏の業を表現」CP語る魅力

[ 2025年12月12日 08:15 ]

連続テレビ小説「ばけばけ」第55話。江藤リヨ(北香那・左)は松野トキ(髙石あかり)に「大変よ、先生を射止めるのは」」――(C)NHK
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 女優の髙石あかり(22)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は12日、第55回が放送され、英語教師レフカダ・ヘブンとの恋に破れ、島根県知事の娘・江藤リヨが身を引く姿が描かれた。朝ドラ初出演を果たした女優の北香那(28)が好演し、存在感を示した。制作統括の橋爪國臣チーフ・プロデューサー(CP)に舞台裏、北の魅力や起用理由を聞いた。

 <※以下、ネタバレ有>

 「バイプレイヤーズ」シリーズやNHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」など会話劇に定評のある、ふじきみつ彦氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算113作目。松江の没落士族の娘・小泉セツと、その夫で日本の怪談を世界に紹介した明治時代の作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルに、怪談を愛してやまない夫婦の何気ない日常を描く。

 第55回は、レフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)との恋が終わり、江藤リヨ(北香那)は松野トキ(髙石あかり)に今までの応援のお礼を伝え…という展開。

 リヨは松野家に足を運び「あなたが前に言ってた、先生は“通りすがり”という意味がようやく分かりました」「大変よ、先生を射止めるのは」――。

 北は、名脇役たちが本人役に挑んだテレビ東京「バイプレイヤーズ」シリーズ第1作「~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」(2017年1月期)で紅一点・ジャスミン役に抜擢。22年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」においては公暁(寛一郎)の母・つつじ役を好演。縁のある、ふじき脚本が朝ドラデビュー作となった。

 「バイプレイヤーズ」つながりの配役かと思いきや、橋爪CPは「ふじきさんは最初から『キャスティングについては、僕は基本的に何も言いません。物語の創造性を小さくしてしまうので』、我々のキャスティングを『楽しみにしています』と仰っていて。我々を信頼してくださっていて、ありがたく思っています。北さんに関しても、台詞の裏に秘められた業みたいなものを表現できるお芝居が素晴らしいと以前から感じていて、そこが今回のリヨ役にピッタリだと考えて、お声掛けしました。なので、『バイプレイヤーズ』のことは特に意識していませんでしたね」と述懐。

 北の起用決定時にはリヨの登場シーンをほぼ書き終えていたため、そこから大きな変更はなかったが「ふじきさんも高く評価されている役者さんなので、北さんの出演を非常に喜んでいらっしゃいました」と明かした。

 島根県知事・江藤安宗(佐野史郎)の直接的なモデルではないが、八雲を教師として招聘したのが政治家・籠手田安定(こてだ・やすさだ)。その長女・籠手田よし子(淑子)さんを一部、リヨ役の参考にした。1890年(明治23年)、松江で迎えた最初の冬、八雲が病に伏した際、よし子さんは見舞い状を添えてウグイスを贈っている。

 「9割ぐらいはドラマオリジナルのキャラクターですが、よし子さんは八雲のことが好きだったんじゃないか、みたいな記録も残っていて、ヒントにさせていただきました。トキとヘブンの関係や距離感は揺れながら進み、縮まっていくので、その揺れを引き起こす役割をリヨと北さんに託しました」

 そのプロポーズによってヘブンの過去も明らかになるという重要なポジションを担ったリヨ。トキにエールを送り、潔く去っていった。

 「(『私がヘブンを松江につなぎ留めてみせますわ』といった)芯の強さや、最後はカラッとトキの背中を押すお芝居は、北さんの演技力がいかんなく発揮されたと思います。北さんがリヨで本当によかったと感謝しています」

 SNS上には「おリヨ様、退場だとしたら寂しいな。まだまだストーリーをかき回してほしいわ(笑)」「思わず敬礼で見送りたくなるほど清々しい退場。幸せになってほしい」「去り際が素晴らしすぎて大好きになった。このまま退場しないで」などの声が上がった。

 15日から第12週「カイダン、ネガイマス。」に入る。

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