泣いて嫌がったリーダー就任――純情のアフィリア・渚カオリが貫く「真面目に不真面目」という生き様

[ 2025年12月6日 15:00 ]

【画像・写真2枚目】“キス寸前”ダンスが始まりの合図――純情のアフィリア・渚カオリ、8年越しの夢を乗せた「ニューワールドオーダー」(撮影・桜田アンナ)
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 学院型ガールズ・ボーカルユニット「純情のアフィリア」が、新体制10周年という大きな節目を迎えようとしている。グループを率いるリーダー・渚カオリがスポニチ東京本社での単独インタビューに応じ、その笑顔の裏に隠された葛藤と、彼女を支え続ける独自の哲学を明かした。(「推し面」取材班)

【渚カオリ 連載①】“キス寸前”ダンスが始まりの合図

 「誰かの上に立つのは、ずっと避けてきたんです」。そう語る渚は元来、自他共に認めるマイペースな性格。しかし、その運命を変えたのはリーダー投票だった。まさかの選出に「責任感もないし、めっちゃ嫌で。めっちゃ泣きました」と当時を振り返る。学校の班長すら務めたことがない自分が、グループを牽引する。その重圧は、想像を絶するものだった。

 逃げ出したい気持ちを押し殺し、「すぐに辞めるのは無責任だ」と奮起。道標となったのが、初代リーダーのルイズ・スフォルツァの存在だった。「ルイズさんみたいになりたい」。尊敬する先輩に相談した際に返ってきたのは、「私を目指したらカオリの良さがなくなる。カオリらしいリーダーを目指せばいい」という言葉。その一言が、縛り付けていた呪縛を解いた。だから今も、完璧な誰かになるのではなく、自分だけのリーダー像を追い求める。

 座右の銘は「真面目に不真面目」。「人を笑わせるのが好き」と語るその姿勢は、過去の痛みに根差している。「元々いじめられっこで…」。集団の中に生まれる不穏な空気を敏感に察知してしまうからこそ、あえて自ら「ヘラヘラしている」のだという。

 「学生時代もこそこそ話す声が聞こえても、気づかないふりをするんです。突っ込んだら、何かが生まれちゃうから」。それは決して諦めではない。グループという共同体を円滑に進めるための処世術であり、優しさだ。もちろん、挨拶といった基本的な規律は厳しく指導する。だが、変えられない個性にまで口は出さない。「不揃いな人たちが集まってるグループ。妥協って、めっちゃ大事なんだなって思いました」。

 “ピンチはチャンス”。泣いて嫌がったリーダー就任も、コロナ禍という未曾有の危機も、すべてを乗り越え「人として成長できた」と笑う。その笑顔こそが、グループの何よりの道しるべだ。“真面目に不真面目”――そのブレない信念が、渚を、そして純情のアフィリアを、また次のステージへと走らせていく。

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