「無理だと思うなら、できるようになるまでやればいい」――アイドルカレッジ藤代梨々花、先輩の一言がくれた“努力の背中の押し方”

[ 2025年11月1日 15:00 ]

【画像・写真2枚目】ステージに立てなかった半年間「それでも見続けてくれた」――アイドルカレッジ藤代梨々花、けがからの復帰と再び重ねた視線の意味(撮影・若林 春来)
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 女性アイドルグループ「アイドルカレッジ」(通称アイカレ)の副リーダー・藤代梨々花が、9月発売の新曲「Owen」のリリースを受けてスポニチ東京本社でソロインタビューに応じた。マイクを持てずに悩んだ時期、歌に苦手意識を抱いていた過去、そして努力を支えた先輩のひと言。その一つひとつが今のステージにつながっている。(「推し面」取材班)

【藤代梨々花連載①】藤代梨々花、けがからの復帰と再び重ねた視線の意味

 大学時代、将来に迷いを感じていたとき、たまたま足を運んだアイドルカレッジのライブ。その日見たステージがすべての始まりだった。生歌で全力をぶつける姿に心を奪われた。

 「キラキラしていた。私もあんなふうになりたい」

 もともと「ももいろクローバーZ」のファンではあったものの、自分が“舞台に立つ側”になるとは思っていなかった。だが目の前で感じた熱量が「アイドルになりたい」ではなく「アイカレになりたい」という気持ちを芽生えさせた。「他のグループではダメ。アイカレじゃなきゃ意味がない」と思えたほどだった。

 ただ、歌にもダンスにも強い苦手意識があった。中学の合唱コンクールでは歌を避けピアノ伴奏に回ったほど。特に歌に対する自信のなさは根深く「どれだけ頑張ってもダメなんじゃないか」と何度も思ったという。

 それでも「自分の声で届けたい」という思いが前へ進ませた。録音しては聴き返し、得意なメンバーに発音のコツを尋ね、プロデューサーの勧めで風船を膨らませたりリズム感を鍛える練習の積み重ねが今につながる。すべては「うまくなりたい」一心だった。

 足首の靭帯を損傷するけがでステージを離れた期間もあった。そんな中でもグループの歩みは止まらない。大人数の中にあって「自分がいなくても進んでいく」という現実を突きつけられ「戻る場所がない」と感じたこともあった。

 それでも「自分の居場所は自分で作るもの」だと覚悟を決めた。

 マイクを持てないことに落ち込むより、なぜ持てないのかを考えるようになった。そう気付かせてくれたのがメンバーの石塚汐花だった。「無理だと思うなら、できるようになるまでやればいい」。ある日ふと投げかけられたその言葉が背中をそっと押してくれた。「失敗も実力のうち。自分に足りないものがあれば努力するしかない。そう考えられるようになったら心が軽くなった」

 いまでは自身が後輩の支えとなる立場にある。 「私はリーダータイプじゃない。でも、気持ちに寄り添える副リーダーでありたいと思っています」。 言葉にできない思いを抱えるメンバーの心をそっとすくい上げる存在に――。石塚がそうしてくれたように、次は自分の番だと信じている。

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