しずかちゃんからドラえもんへ「今も私、あなたに会いたいわ」 大山のぶ代さんの一周忌にしのぶ会

[ 2025年9月30日 05:15 ]

大山のぶ代さんをしのぶ会の会場に設置された祭壇と遺影

 昨年9月に90歳で永眠した声優の大山のぶ代さんをしのぶ会が、一周忌に当たる29日に東京都港区のオークラ東京で開催された。親交の深かった野村道子(87)、野沢雅子(88)ら声優陣のほか、女優の十朱幸代(82)ら約250人が出席。発起人はタレントの毒蝮三太夫(89)が務めた。

 会の途中、大山さんの功績を振り返る映像が流れた。最後は大山さんの「どうもありがとう、長い間。でも、僕はまだこれからも元気でいます。皆さん、お元気で。バイバイ」という声で締めくくられ、出席者から大きな拍手が起こった。

 祭壇は大山さんが好きだった白と紫の2色をベースに約8000本の花で彩られた。遺影は、1979年から2005年まで声優を務めた代表作「ドラえもん」に関する取材中に笑顔を見せた一枚。ドラえもんの貯金箱や書籍などゆかりの品々も約30点展示された。

 大山さんと同時期に「ドラえもん」でしずかちゃん役を務めた野村は、当時の主要キャラクターの声優で唯一の存命。しずかちゃんの声で「ペコさん(大山さんの愛称)、本当に長い間ありがとう。今も私、あなたに会いたいわ」としのんだ。

 毒蝮はあいさつで、大山さんの夫で17年に死去した砂川啓介さんの葬儀でも弔辞を頼まれた事に触れ、「夫婦に別れのあいさつを送らねばならないのは非常に寂しいしつらい」と漏らした。夫婦とは60年以上の付き合い。1933年(昭8)生まれの大山さんに、1936年生まれの自身と同い年だと長年だまされていた“サバ読み秘話”も披露し、おちゃめな人柄を紹介した。声優仲間の野沢は「ペコの声は唯一無二。ペコはキャラクターの中でこれからも生き続けるので、さよならは言いません」と述べた。

 会の終了後の取材で、毒蝮は大山さんを「俺が毒蝮なら向こうはハブ」と独特の言い回しで表現。ハブはマムシよりもサイズが一回り大きく、まるで器の大きさを伝えているようで「物をよく知っていて、俺に絶大に影響を与えたお姉さん」と感謝した。 (山内 健司)

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