「あんぱん」一度は撮了…津田健次郎も「想定外」再登場の裏側 東海林の締め台詞「ほいたらにゃー」に変更
「あんぱん」東海林明役・津田健次郎インタビュー
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女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は11日、第119回が放送され、声優の津田健次郎(54)が好演した高知新報の「月刊くじら」元編集長・東海林明が第18週・第86回(7月28日)以来6週ぶりの本格再登場を果たした。「アンパンマン」誕生へ最後の後押しをする重要な役割を果たし、視聴者の涙を誘うなどインターネット上で大反響。津田に撮影の舞台裏を聞いた。
<※以下、ネタバレ有>
「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、戦争に翻弄されながら激動の時代を生き抜き、「逆転しない正義」にたどり着く柳井夫妻、のぶと嵩の軌跡を描く。
津田はアニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」「テニスの王子様」「ゴールデンカムイ」「呪術廻戦」「チ。―地球の運動について―」など数々の作品を彩る声優。朝ドラ出演は、語りも務めた2020年度前期「エール」以来5年ぶり2回目。今回は若松のぶ(今田美桜)と柳井嵩(北村匠海)の上司役に挑み、その熱血漢ぶりを体現。小田琴子(鳴海唯)岩清水信司(倉悠貴)とともに「戦後パート」の出だしを担い、作品のムードを明るいものに変えた。
そして第119回は、東海林が上京し、柳井家を訪問。のぶは再会を喜び、東海林は嵩の活躍をうれしそうに語る。その頃、嵩は編集長を務める文芸誌「詩とメルヘン」の投稿作品を整理も、浮かない顔。八木信之介(妻夫木聡)たちに悩みを吐露し…という展開。
東海林は高知新報を退社。暇を持て余し、足を延ばした。嵩の作品は全部チェックしていたが、“おじさんアンパンマン”(あんぱんを配る太ったおじさん)だけは腑に落ちない。「どういて…どういて、柳井はあれを描いたがな」と問うた。
のぶ「いつか、うちの人が言いよりました。正義を行うなら、自分も傷つくことを覚悟しなければいけないと」「強さを見せつけて、敵を倒すがではなく、自分を顧みず、弱い人や困っちゅう人を救うがが、真のヒーローではないかなと思うがです。やき、アンパンマンはカッコ悪くてえい。弱くてえい。マントもボロボロでえい。アンパンマンは、嵩さんにとって唯一信じられる、正義の味方ながです」
東海林「やっと見つけたにゃ。高知新報の面接の時に言いよった。あれや」「あの頃、おまえらは同じものを探しよった。それを、何十年かかけて、やっと見つけた。そうやにゃ」
嵩「東海林さん、来るなら来るって言ってくださいよ。お久しぶりです。お目にかかれてうれしいです」
東海林「俺もうれしいぞ。おまんらあは、ついに見つけたにゃー、逆転せんもんを。もっとこじゃあんと、あのおんちゃんを描け!のぶは、こじゃあんと応援せえ!おまんらあが、長い時間かけて見つけたもんは、間違っちゃあせん。俺は責任を持つ」
新幹線の時間があるため、東海林は帰途に就く。
東海林「アンパンマンによろしゅうにゃー」
嵩「今度ゆっくり泊まりに来てください」
のぶ「是非、嵩さんと語り明かしてください」
東海林「はいよ。ほいたらにゃー」
「高知新報編」の撮影を終え、実はいったん自身のクランクアップを迎えていた津田。「花束も頂いて、最後のあいさつまでさせていただきました。あとは上京したのぶと嵩の活躍をオンエアで見守るだけか…と、とても寂しく思っていたんです。それがしばらくして急転直下、再登場のお話を頂いて『ウソでしょ?』と(笑)。本当に想定外のことでビックリしましたし、また呼んでいただけて、のぶと嵩に会えるなんて、うれしくて仕方がなかったですね」と驚きと喜びを明かした。
「その時点では、のぶか嵩が高知に帰省して『おう、元気か?』と再会するぐらいの流れを想像していたんですが、出来上がってきた台本を拝読して、こんなにも重要なシーンになるとは」と、さらに仰天。「アンパンマン自体(おじさんアンパンマン)は世に出ていますが、評判は芳しくない。その中で、東海林の訪問が2人を勇気づける最後の一押しになるわけで。これは役者冥利に尽きますよね。いまだに感動しています」
東海林の再登場は、中園氏のアイデア。第65回(6月27日)はのぶ、第71回(7月7日)は嵩の高知新報の面接試験が描かれたが、津田の演技に魅了された。
のぶ「私が信じていた正義は、間違っていました。やき、今度こそ間違えんように、周りに流されず、自分の目で見極め、自分の頭で考え、ひっくり返らん、確かなものを、つかみたいがです。今の私には、それだけしか言えません」
嵩「自分が正しいと信じていたことが、実はそうでなかったというか…。例えば、自分は正義だと思っていても、相手の立場からすると、自分は悪になってしまうんだと、思い知らされました」「何が正しいのか、逆転しない正義とは何なのか…。そもそも、逆転しない正義って、あるんでしょうか」
2人の言葉に耳を傾ける東海林の表情や眼差しに、中園氏は「出来上がってきた映像を拝見した時、ハッとしました。4Kだとハッキリ分かりますが、津田さんの目が潤んでいるんです」と驚き。面接シーンを繰り返し視聴し、クギづけになった。
「俺は、新聞を信用してない」「やき、俺は自分に愛想が尽きちょる」(第67回・7月1日)と戦時中の報道を省みた東海林だが「津田さんの面接シーンの演技を拝見して、彼はそれほどまでに強く2人にシンパシーを感じ、これから2人を見守っていく人物なんだなと、より実感しました」。当初の構想以上に、東海林のキャラクターが成長。「アンパンマン」誕生の“ラストピース”を託した。
津田はスタッフから経緯を伝え聞いており「そのお話をうかがっただけで、グッときます」と感激した。
数週間ぶりの収録現場だが、劇中は26年も経過。「(第118回のラストで)ドアを開けてパッと対峙した瞬間、高知新報時代とは違う、落ち着いたのぶがいたので、歳月を一気に実感しました」と今田に感謝。「東海林も年老いてはいますが、熱い思いは枯れていないので、年相応の発露ができればと。徐々に台詞のトーンを高めていきました」と東海林らしい老境を工夫した。
柳井寛(竹野内豊)からバトンを受け継いだ土佐弁の語尾「にゃー」(文字にすると「~ねや」、しゃべる時は「~にゃー」)も話題に。土佐弁のキャラクターを演じるのは初となり「例えば『~しゆう』が現在進行形で、『~しちゅう』が過去進行形。お芝居として感情を乗せながらなので、さらに難しかったですが、実際に使ってみて、非常に魅力的な言葉だと再発見しました」と振り返った。
その集大成となったのが、この回のラストの台詞。台本上は、嵩の「今度ゆっくり泊まりにきてください」、のぶの「是非、嵩さんと語り明かしてください」に応じる台詞は「はいよ」だけだったが、変更となった。
「釜じい(吉田鋼太郎)とくらばあ(浅田美代子)の“ほいたらね締め”が凄く印象的だったので、東海林もリレーができたら、エモい去り方になるなと」。相談した第24週の演出担当・橋爪紳一朗監督も賛同した。
「ただ『ほいたらね』がベストですかね?という話になって、土佐ことば指導の西村雄正さんも交えて、みんなで考えた結果、これだけ『にゃー』を推してきたんだから、東海林は『ほいたらにゃー』でしょうと(笑)。『中園さん、申し訳ありません!』と心の中で思いながら、変えさせていただきました」
のぶと嵩にとっては、四半世紀が過ぎても変わらぬ“最高の上司”だった。いよいよ「アンパンマン」誕生の時が迫る。
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