露口さんは舞台裏でも寡黙な紳士 共演俳優が語る人柄は「山さんのイメージそのもの」

[ 2025年9月3日 04:30 ]

「太陽にほえろ!」山さん役の露口茂さん死去

86年、「太陽にほえろ」で殉職シーンを演じる露口茂さん
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 露口さんは「太陽にほえろ!」が「明日に燃えろ!」という仮題の原案段階で、萩原健一さん、石原裕次郎さんに次ぐ3番手として名前が挙がるほど重要なキャストだった。「山さん」の設定も「幼児の時、両親死亡。親戚をたらい回し」などと詳細に練られていた。血気盛んな刑事たちを冷静にまとめる頼れる上司で、病弱の妻の命を守ろうと奔走する愛妻家の一面もあり、多くの女性から“理想の男性像”として受け入れられた。

 共演した金田は「撮影の待機中も一人離れた場所にいて、寡黙な姿が印象的でした」と回想。女優の高橋惠子(70)は「男性ばかりの現場で本を読んでいると“何の本を読んでいるの?”と優しく声を掛けてくれた」と思い出を語った。本番では、情熱を秘めた渋い演技を後輩に示してきた。露口さん本人の人柄がにじんだ、味わい深い役どころ。2人とも「山さんのイメージそのものだった」としのんだ。

 「殿下」のニックネームで共演した小野寺昭も自身のXで追悼。「彼の背中を見ながら8年間ご一緒したのは、私の宝物です」と感謝をつづった。

 ▼勝野洋(1974~76年にテキサス刑事役で出演)デビューした若い頃から現場で本当にお世話になりました。その背中を通して、芝居は言葉だけでするものじゃない、体全体でするものだという神髄を勉強させていただきました。

 ▼三田村 邦彦(1982~83年にジプシー刑事役で出演)30年ほど前、京都の撮影所でお会いした時に“もう、僕のやりたいドラマはなくなった。引退だよ”と、山さんそのままの言葉でポツリと寂しそうにおっしゃったのが最後となりました。その後、本当に引退されてしまいとても驚きました。ご冥福を心よりお祈りいたします。

 ▼峰竜太(「太陽にほえろ!」で複数回共演)初めて「太陽にほえろ!」に出演した時、露口さんの主演回でした(1973年8月放送「夜明けの青春」)。俳優を始めたばかりだった僕が監督に何度も怒られ、露口さんをお待たせしたのに嫌な顔を一切せずにいてくれた姿が忘れられません。紳士で格好いい憧れの先輩でした。

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