「VIVANT」死亡事故が起きたアゼルバイジャン共和国とは カスピ海に面した“世界一の親日国”

[ 2025年8月29日 19:22 ]

アゼルバイジャン共和国の首都・バクーの街並み(AP)
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 2026年に続編の放送が決定している俳優の堺雅人(51)主演のTBSドラマ「VIVANT」の海外ロケ中に、衛生設備品運搬車両が走行中道路から転落する事故が発生したと、29日に同局が発表した。

 死亡事故が起きたロケ地のアゼルバイジャン共和国は、ユーラシア大陸のコーカサス地方、カスピ海西岸にある国家で首都はバクー。外務省が公表しているデータによると、国土は日本の4分の1で、人口は1050万人(2024年=国連人口基金)。公用語はアゼルバイジャン語で、通貨は「マナト」。治安は1918年にアゼルバイジャン民主共和国が独立を宣言した後はテロ、クーデター騒ぎ等が発生しうる不安定な時期が続いたが、1993年に就任したヘイダル・アリエフ前大統領の政権下で情勢は安定化した。イランとの関係では、イラン北部にアゼルバイジャン系住民が多く居住するなどつながりが深い一方で、アゼルバイジャン・イスラエル間及びイラン・アルメニア間の友好関係並びにアゼルバイジャン国内での宗教勢力への警戒等を背景にしばしば緊張を伴う関係となることもある。

 日本は同国の主要経済援助国であり、2016、17年はODA実績1位、18年は2位、19・20年は3位となっている。2023年の調べで在留邦人は39人。現在、日本からアゼルバイジャンの空港への直行便は運航されていない。アゼルバイジャンへのアクセスは、中東の主要空港で乗り継ぐか、日本周辺のアジア各国からアゼルバイジャン行き直行便があれば乗り継ぐのが一般的な行き方。日本との時差はマイナス5時間で、一般的な片道の所要時間は16~17時間とされているが、乗り継ぎ次第では21時間以上かかるケースもあるという。

 1991年12月28日、日本政府はアゼルバイジャン共和国の独立を認め、外交関係は1992年9月7日に樹立。2000年1月に駐アゼルバイジャン共和国日本大使館が開設、05年10月には駐日アゼルバイジャン共和国大使館が開設された。現在も経済と文化両面で日本と同国は友好関係を築いている。ビザが無料で同国に入国できるのは世界で日本だけで、親日国のトルコから派生した国でもあり「世界有数・世界一の親日国」と言われることもある。

 主要産業は石油・天然ガス、石油製品、鉄鉱等で、外交基本方針は米国、欧州、露とバランスを取った関係を築いているが、アルメニアとの関係を背景に緊張を伴うこともある。隣国トルコとは「兄弟国」として伝統的に緊密な協力関係にある。

 経済は、独立前後のアルメニアとの戦争や度重なる政変により、同国経済は疲弊したが、カスピ海への投資ブームを背景に1990年代半ばから好転し、10%前後の高成長が継続した。2006年の経済成長率は30%以上。しかしその後は、世界的な景気後退の影響や油価の下落などにより伸び率が鈍化している。

 2023年7月期に放送された同ドラマでは、モンゴルで2カ月半にも及ぶ大規模ロケを敢行し、壮大な映像も大きな反響を呼んでいた。

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