自民の参院選総括案に絡む思惑 後藤謙次氏が推測 石破氏個人ではなく「連帯責任論に持ち込むこと」

[ 2025年8月29日 23:20 ]

 ジャーナリスト後藤謙次氏が29日、BS-TBS「報道1930」(月~金曜後7・30)に生出演し、自民党の参院選総括に絡む思惑について、自身の見解を語った。

 7月の参院選で与党過半数割れの惨敗に終わった自民。その総括をする総括委員会の会合がこの日、行われ、素案が提出されたが、委員から足りない部分の指摘があったとし、公表されなかった。素案は来月2日に再協議される。

 素案には石破茂首相ら執行部の責任は明記されていないといい、一方で裏金事件など政治とカネの影響、能登半島地震を巡る失言などが記されているという。

 この素案について後藤氏は「連帯責任論に持ち込むことだと思う」と、党の思惑を指摘した。石破降ろしの動きから、党総裁選の前倒し実施を求める動きが根強いが、後藤氏は「石破だけじゃないんだ。自民党全体の責任なんだと敷衍(ふえん)すれば、石破降ろしの根拠は薄いんじゃないかという報告書にしようということだと思う」と見解を口に。「今日をもって石破さんの責任がなくなったということじゃなくて、ただばーっと盛り上がる流れは、ここで切っておこうという思惑があったと思う」とも述べた。

 石破政権下では昨秋の衆院選、今年7月の参院選と、国政選挙でともに過半数割れの惨敗。6月の東京都議選も大きく議席を減らしており、選挙戦3連敗となっている。キャスター松原耕二氏からは「何で責任を明記しないで、森山(裕幹事長)さんシナリオを書いて、森山さんがトップだからじゃないの?という声は出てこないのか」との質問が飛んだ。

 後藤氏は「当然そう思います」と返答。「執行部と石破総理の意思というのがあるので、辞めないというベクトルが働いている。それに沿って当然、権力闘争ですから、そこに持って行こうという力学が働いて、こういうことになった」と解説した。

 それでも簡単には首を縦に振らない人もいるという。「今日、納得できないよという人たちのために、石破さんの責任をどういう形で盛り込むか、今後2日までの動きの中心だと思う」と見通した。

 石破氏の名前をどう結果責任へ盛り込むかについて、後藤氏は「何をもって石破さんの責任と結び付けるのかというのは非常に難しいと思う。トータルで公約は党が作っているから。石破さんのパフォーマンスが悪いというわけではないし」と、自身の見立てを語った。

 また「現に今度の選挙を振り返ると、石破さんに非協力的だった県連等がいっぱいあるわけですよね。石破さんの遊説の場所を与えないとか」と、選挙戦中の不穏な動きにも言及。「石破さん1人の責任論が成立できるのかというのが、一番訴えたいところだと思う」とした。

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