郷田九段 13人目の通算1000勝 B級2組で戸辺七段に勝利 早熟にして遅咲きの羽生世代の雄

[ 2025年7月9日 23:06 ]

第84期順位戦B級2組 ( 2025年7月9日 )

郷田九段
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 将棋の郷田真隆九段(54)が9日、第84期順位戦B級2組で戸辺誠七段(38)に121手で勝利し、1990年の四段昇段以降の通算勝ち星が1000勝に達した。3月に達成した森下卓九段(58)以来13人目で、特別将棋栄誉賞に輝いた。

 戦型は振り飛車党の後手・戸辺の四間飛車。穴熊に潜った戸辺王に対し、郷田は銀冠から角交換と積極的に踏み込んだ。一時大駒3枚を手中にした郷田は戸辺の穴熊を側面から大駒で、上部からは歩と香による2面攻撃で攻め立ててそのまま押し切った。終局は午後10時33分。

 郷田は王将2期など計6期タイトルを獲得した羽生世代の雄。21歳だった1992年度は王位戦と前後期の棋聖戦の計3度タイトル挑戦した。

 うち王位戦は四段での挑戦でしかも奪取。その後、タイトル挑戦権を獲得した時点で四段は五段へ昇段することになったため、四段がタイトルを獲得するという空前絶後の記録となった。

 一方、王将戦では2014年度、挑戦者決定リーグ参戦15期目にして初めて挑戦権を得ただけでなく、当時の渡辺明王将から4勝3敗で奪取。加藤一二三・九段の13期でのスロー戴冠記録を更新した。44歳での奪取も、米長邦雄永世棋聖の39歳を抜く最高齢初王将だった。早熟にして遅咲き。その息長い活躍があればこその通算1000勝と言えた。

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