侍タイムスリッパー、漫画化 8月7日発売「アニメージュ」9月号から連載 安田淳一監督が直々オファー

[ 2025年7月9日 05:00 ]

こりす氏が描いた漫画版「侍タイムスリッパー」のキービジュアル(C)2025 未来映画社・こりす/徳間書店
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 今年2月のブルーリボン賞で作品賞を含む2冠に輝いた映画「侍タイムスリッパー」(監督安田淳一)が漫画化される。来月7日発売のアニメ雑誌「アニメージュ」(徳間書店)9月号から複数月にわたり連載される。

 執筆するのは同映画のファンで、X(旧ツイッター)に登場人物のイラストを投稿していた漫画家・こりす氏。同氏のイラストを気に入った安田監督が直々にオファーし漫画化が実現。映画のストーリーをベースにオリジナル要素も加えられるという。安田監督は「ファン代表のこりすさんによって描かれる“侍タイ”がどんな作品になるのか楽しみ」と期待を寄せている。

 雷に打たれた幕末の侍が現代にタイムスリップし、京都の時代劇撮影所で「斬られ役」として生活していく物語。昨年8月に東京・池袋シネマ・ロサで上映されると、自主製作映画ながら評判が口コミで広がり全国380館に拡大。現在もシネマ・ロサなど複数の映画館で上映されており、記録的なロングランヒットを見せている。

 人気の秘密は山口馬木也(52)演じる主人公・高坂新左衛門をはじめとする個性豊かなキャラクターたち。映画関係者が「登場人物が“推し”になり“推し活”として何十回も劇場に足を運ぶファンが多い」と話す通り、登場人物のアクリルスタンドやキーホルダーなどのグッズも好評だ。出版社関係者は「登場人物が個性豊かで魅力的なところが漫画化にピッタリの作品。新たなファンを取り込めるのでは」と話している。

 山口にとってはブルーリボン賞で主演男優賞を受賞するなど、一躍脚光を浴びた出世作。漫画化を受け、本紙の取材に「大変うれしく思っております」と喜び「新左衛門の実年齢は30代前半。映画では描ききれなかった、若さあふれるシーンを追加していただけたらうれしいかな(笑い)」と自虐を交えながらリクエストした。(塩野 遥寿)

 ≪漫画化以降も注目!≫漫画が映画化されるケースは多いが、その逆は少ない。過去には「スター・ウォーズ」、「男はつらいよ」といった日米の名作シリーズが映画公開後に漫画化されたことがある。特撮の「ゴジラ」、「ガメラ」は漫画化に加えアニメ版も製作された。安田監督は「映画をもとにしたさまざまな形のお話はいただいていますし、実現したい」と話しており「侍タイムスリッパー」の漫画化以降の展開にも注目が集まる。

 ≪日本初の商業アニメ専門誌「風の谷のナウシカ」も連載≫アニメージュは日本初の商業アニメ専門誌として1978年に創刊。82年からは宮崎駿監督(84)による漫画「風の谷のナウシカ」の連載が開始。84年に映画化され、翌85年にスタジオジブリが設立されるきっかけとなった。ジブリの鈴木敏夫プロデューサー(76)は創刊当初から同誌の編集に携わり、2代目編集長も務めた。同誌ではほかに「D’arc ジャンヌ・ダルク伝」「怪物少女ベルりん」などの漫画が連載された。

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