【王将戦第5局】対局再開 藤井王将の封じ手は△6三金 攻防に非常に柔軟な一手

[ 2025年3月9日 09:05 ]

<ALSOK杯第74期王将戦第5局第2日>封じ手を指す藤井王将(左)
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 将棋の藤井聡太王将(22)=7冠=に永瀬拓矢九段(32)が挑戦するALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第5局が9日午前9時、前日から行われている埼玉県深谷市の「旧渋沢邸『中の家(なかんち)』」で再開された。

 午前8時40分、挑戦者の永瀬が入室。藤井王将は49分に姿を見せ、1日目の指し手を再現した。藤井王将が1日目に封じた50手目を、立会人の藤井猛九段(54)が開封。封じ手は「△6三金」だった。6筋の争点を抑えつつ、将来的には△5二王と上がって陣形を整えながら地下鉄飛車を狙う構想とみられる。攻防に非常に柔軟な一手だ。

 先手永瀬、後手藤井王将で始まった第5局。藤井王将が2手目に指した△3四歩は、プロ入り以来後手番になった公式戦258局目に初めて指した一手。深い研究で知られる永瀬は予定変更を余儀なくされたようで、午前は持ち時間を使って対応を考えた。藤井九段は「(藤井王将の)雁木は意表を突いた作戦。気合の△3四歩が狙い通りになったのではないか」と話した。

 角交換から互いに盤上に打ち合った角を、藤井王将は40手目に△5三角と引いて持久戦模様に。駒組み合戦となれば後手の方が発展性があるため、永瀬としては攻めの糸口を掴みたいところ。41手目▲7七桂と跳ね、4六の角を中心に藤井王将陣の右辺をこじ開ける方針と見られる。だが藤井九段は「永瀬さんは自分の王頭から動く形になるので…」と懸念。攻めの形を作りたい永瀬と、持久戦に持ち込みたい藤井王将の主張の張り合いがどうなるかが2日目のポイントになりそうだ。

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