藤井王将 8冠復帰ならず 叡王戦準決勝敗退で藤井不在の5番勝負 挑戦権獲得なら25回連続出場だった

[ 2025年2月25日 19:10 ]

叡王戦本戦トーナメントの準決勝で糸谷哲郎八段(左)に敗れた藤井聡太王将※記者撮影
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 将棋の藤井聡太王将(22)=7冠=が25日、大阪府高槻市の関西将棋会館で第10期叡王戦本戦トーナメントの準決勝に臨み、糸谷哲郎八段(36)に100手で敗れた。昨年6月、伊藤匠叡王(22)との5番勝負に2勝3敗で敗れ、史上初の全8冠独占が崩れたが名人、王位、棋聖、王座、竜王の5冠を防衛。さらにALSOK杯第74期王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は3勝1敗、棋王戦5番勝負は2勝0敗と共に防衛へ王手をかけていた。今年度最後のタイトル戦である叡王戦での返り咲きを期し、5番勝負出場まであと2勝としたが、目前で屈した。

 「早い段階から思わしい展開ではないと感じた」

 振り駒の結果、先手になり最近18連勝中だった先手横歩取りへ進めた。「高飛車」と呼ばれる5段目の好戦的な位置から飛車をさらに4段目と、敵陣へプレッシャーをかけた直後、受け将棋で鳴らす糸谷から飛車を浮く意外な防御が飛び出した。

 「正直その後は基本的に自信がなかった」。終局後の会見はマスク姿で応じた。声にかすれはなかったが時折咳き込む様子も見られた。冬のダブルタイトル戦も大詰めを迎え、体調万全とは言えなかったのかも知れない。

 「本局は全体的に苦しい将棋。結果はやむを得ないかなと思う。今期は敗退してしまったがまた実力を高めて、来期のトーナメントに取り組みたい」

 今年度5番勝負はタイトルホルダー、挑戦者いずれもが藤井不在となることが確定した。22年度王座戦での永瀬拓矢王座―豊島将之九段を最後に、直後の竜王線以降、藤井が常にその一方を占めてきたが、現在進行中の王将戦と棋王戦での19でストップ。挑戦権を獲得できていれば、来年度竜王戦まで25回連続出場が確定した。羽生の23回を抜き、大山康晴十五世名人の50回に続く単独2位へ躍り出たが、ひとまず持ち越しとなった。

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