総裁選“内閣”アピール 小泉進次郎氏は「決着内閣」、高市氏「国力強化」石破氏「共感と納得」

[ 2024年9月15日 09:58 ]

総裁選に立候補した9人(上段左から)①高市早苗氏、②小林鷹之氏、③林芳正氏(中段左から)④小泉進次郎氏、⑤上川陽子氏、⑥加藤勝信氏(下段左から)⑦河野太郎氏、⑧石破茂氏、⑨茂木敏充氏 ※丸数字は届け出順
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 自民党総裁選(27日投開票)に立候補した9氏がが15日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に生出演。それぞれ自身の政策などをアピールした。

 総裁選には、高市早苗経済安全保障担当相、小林鷹之前経済安保相、林芳正官房長官、小泉進次郎元環境相、上川陽子外相、加藤勝信元官房長官、河野太郎デジタル相、石破茂元幹事長、茂木敏充幹事長と過去最多の9氏が立候補。

 国会議員票367票と党員票367票の計734票で過半数を獲得すれば当選となるが、過半数の候補者がいなかった場合は上位2人による決選投票に。ここでは国会議員票367票に加え、各都道府県連の47票の計414票で争われる。

 自身の内閣について15秒で主張するコーナーでは、それぞれが以下のように語った。

◇9氏が目指す内閣

高市氏=国力強化内閣「外交力、防衛力、経済力、技術力、情報力、そして人材力。強くするために一体となれる内閣」

小林氏=即戦力内閣「政治の一番重要なポイントは危機管理だと思っています。国際情勢が流動化する中でデイワンからロケットスタートしなければいけません。能力があれば若手からもどんどん起用をし、そして民間からも登用を考えてベストな布陣でデイワンから臨みます」

林氏=経済再生実感内閣「アベノミクス、そして新しい資本主義でやっとここまで来ました。これを皆さんに実感してもらえる、経済再生“実感”内閣を目指したい」

小泉氏=決着内閣「1年で3つの改革。長年議論だけを続けて答えを出せずにいた課題に決着をつける。規制改革、そして、人生の選択肢を増やす改革、そして政治改革。これに挑戦する、挑んでいく内閣をつくります」

上川氏=誰1人取り残さない内閣「言葉の出ない赤ちゃんから、またご高齢の皆さま、また子育て中の皆さまの苦労、さらには非正規で困っている皆さんの正規化を進め、誰1人取り残さない温かな、そして心優しい社会をつくっていく」

加藤氏=国民所得倍増「好転してきた情勢、企業の収益は過去最高、また内部留保もこの間に2倍、そして雇用情勢もむしろ人手不足という状況であります。こうした状況を生かして賃上げを起点として新しい好循環、いい流れをしっかり実現する」

河野氏=傷だらけになっても改革断行内閣「民間の活躍を最大限に生かすためには、やはり古い規制をどんどんやめていかなければならないと思います。新しいことをやるには批判がつきものですけれども、それを乗り越えて日本を前に進めていきたいと思います」

石破氏=共感と納得内閣「政治はいろんなことを言うんだけれども、ほとんど信用されていない。そうだよね、分かったよね、それがないと何も前に進まないんです。われわれは共感、納得、分かったよ、その通りだよと言って下さる国民の方がどれだけ増えるか。それをきちんと実行する内閣にしたい」

茂木氏=経済成長内閣「経済の再生、地方の活力アップ、増税ゼロでしっかり進めてまいります。もちろん防衛力だったり子育て支援、これを進めながら、一方でその財源については経済の成長によって捻出していきたいと思います」

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