藤竜也「言葉を交わさなくても」共演した森山未來を称える 映画「大いなる不在」公開記念舞台あいさつ

[ 2024年7月13日 14:30 ]

映画「大いなる不在」の公開記念舞台あいさつを行った藤竜也
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 俳優の藤竜也(82)が13日、都内で映画「大いなる不在」(監督近浦啓)の公開記念舞台あいさつに登壇した。

 重度の認知症を患った元大学教授という役どころ。昨年のスペイン、サン・セバスチャン国際映画祭では日本人初となる最優秀俳優賞を受賞するなど海外での高い評価を得ての日本公開に、「人生の黄昏時に素晴らしい仕事をいただけて感謝している」としみじみ話した。

 映画は、幼少期に捨てられ長年疎遠になっていた息子が父の過去と向き合い、家族の在り方を見つめ直す物語。主演の森山未來(39)はヨーロッパで仕事のため欠席したが、「力強い映画に仕上がっているので、楽しんで見ていただければ」とビデオメッセージを寄せた。

 藤は、森山との共演について「何も話さなかったから、特に感想はございません」と素っ気ないコメント。その上で「言葉を交わさなくても、カチンコが鳴ればアクションを起こせる、いい俳優さんできっとこれはうまくいくと思った。カップリングが大事だが、全部成功していますよ」と称えた。

 今月18日には米ニューヨークで開催される北米最大の日本映画祭「ジャパン・カッツ2024」で上映され、藤が生涯功労賞を受賞。今回が3度目のタッグとなった近浦監督とともに渡米予定で、「近浦監督のように、世界でチャンスを広げていく素晴らしい時代にまだ現役で仕事ができている。できれば、もう1本くらい呼んでいただきたい」と4度目をリクエストし、即了承を得て満足げだった。

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