【尾上菊五郎2人態勢】業界全体に影響も 賛否分かれる“決断”

[ 2024年5月28日 05:00 ]

音羽屋を巡る家系図
Photo By スポニチ

 【記者の目】以前から注目されていた当代菊五郎の去就。今回の発表に最初は耳を疑った。

 トップ俳優の地位にある菊五郎の「わがまま」に異を唱える人物はいなかっただろう。ただ、名前を後世に譲ってこそ「襲名」と考える歌舞伎ファンは少なくない。実際に会見でもそこを指摘する厳しい質問が飛んだ。今回の決断が前例となるだけに、その影響は音羽屋だけでなく、歌舞伎界全体に広がる可能性があり賛否は分かれそうだ。

 最近の歌舞伎界は訃報や事件など暗いニュースが続いた。「2人の菊五郎態勢」は話題性抜群で、歌舞伎に興味がなかった人からも注目されるのは間違いない。52年間その名を育ててきた当代が菊五郎を名乗り続けることに安堵(あんど)するファンも少なくないだろう。

 一方、分かりづらい状況が混乱を招く可能性がある。会見で菊之助は「賛否はあって当然。答えは舞台で出す」と決意を語った。その演技力や存在感は、歌舞伎ファンの間では高く評価される。今後は團十郎や故中村勘三郎さんのように、国民的な人気俳優になれるのか注目される。(吉澤 塁)

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年5月28日のニュース