スキマスイッチ 「三茶の夜事件」から20年“熟年夫婦”へ 大橋「あの夜がなかったら、もういなかった」
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【カレイドスコープ】「デビュー20周年記念イヤー」真っただ中の男性デュオ「スキマスイッチ」。気持ちが弾む応援歌から、胸がキュッとなる切ないバラードまで、大橋卓弥(45)が歌い、常田真太郎(46)がピアノを弾くスタイルで届けてきた。音楽で出会い、つながり、すれ違い、連れ添ってきた2人。20年の歩みを振り返った。(小田切 葉月)
「お互いに年を取ったよね」。2人で顔を見合わせて笑った。大橋が「シンタくん、いろんなところにこぼしたり、ぶつけたり…。距離感の精度が昔より低くなったね」と言うと常田が「卓弥もだよ」と柔らかく返す。互いを信頼し合う和やかな雰囲気は、まさに熟年夫婦。取材部屋は屋内にもかかわらず、日の光が差し込む暖かい縁側のようだ。
2003年にメジャーデビュー。以降「奏(かなで)」「全力少年」とヒット曲を連発。特に06年発売の「ボクノート」は、映画「ドラえもん のび太の恐竜2006」の主題歌として知られ、今でも人気だ。常田は「当時映画を見て曲を聴いてくれた子たちが大人になって“ボクノート好きです”と言ってくれることが増えた。これが20年の重さですかね」と話す。華々しくデビューからのスタートを切った2人。だが実は、解散の危機が迫っていた。
結成当初から顔を付き合わせて作っていた音楽は、忙しさからメールでのやりとりがベースに。複数の楽曲を同時並行で制作するようになり、常田は「とにかく時間も余裕もない。このままではスキマスイッチはダメになると思った」。パンクしないようにと、08年に1年間限定でソロ活動に専念。大橋は1人でステージに立ち、常田は音楽プロデューサーとして経験を積んだが、デュオに戻ると2人の間に温度差が生まれていた。
復帰第1弾は09年5月発売のシングル「虹のレシピ」。大橋は「制作中も勢いやノリが違って、これは一回ちゃんと話さないといけないと思った」という。2人は同曲のミュージックビデオ撮影後、東京・三軒茶屋の飲食店へ。5時間に及ぶ話し合いは、いつしか言葉での“殴り合い”にヒートアップした。
大橋は「音楽的なことはもちろん、ツアー中の旅の仕方や仕事以外のことも…。子供のけんかみたいですね」と振り返る。常田も「お互いに感情爆発させてるのに、たまに“この人(常田が音楽プロデュースした人)とこんないい曲作るのに、なんで自分とはやらないんだ!”とか。あれ、褒められてる?みたいな」。互いを認めていたからこそ、ぶつかり、そして分かち合った。2人はこのことを「三茶の夜事件」と呼び、大橋は「あの夜がなかったら、スキマスイッチはもういなかった」と大きな転機になったことを明かした。
その日出たキーワードは、後の指針につながった。例えばライブ。デビューから06年までは毎年アルバムを出すなど曲作りに重きを置いていたが、大橋の提案でライブ中心に。47都道府県ツアーやフルオーケストラ公演など趣向を凝らしてきた。音楽制作では互いに「意地を張らない」。2人でじっくりと向き合い、良いものは良い、嫌なものは嫌と言う。不満があればためずにすぐ伝えるようになった。常田は「全く別の人同士が音楽のもとで共同生活しているようで、本当に夫婦みたい」と語った。
20周年イヤーはラストスパートを迎えている。春にキャリア初のトリビュート盤、7月にアルバム(ともにタイトル未定)を発売。さらに同13、14日には念願の主催フェスを初開催する。大橋は「僕らはとにかくいろんな人を巻き込んで、遊ぶように音楽を届けることが好き。気持ちは少年のまま、これからも駆け抜けたい」。“離婚危機”を経て熟年夫婦のようになった2人の音楽は、今日も誰かの心に響いている。
≪ゆずやコブクロも! 地元「スキマフェス」初主催で盛り上げる≫ 初主催フェス「スキマフェス」は、2人の地元である愛知・Aichi Sky Expoで開催する。ゆずやコブクロも出演し、同時代に活躍する男性デュオが初めて同じステージに立つ。緑黄色社会やsumikaら若手バンドに加え、小田和正(76)とロックバンド「マキシマム ザ ホルモン」が同じ日に出演することも見どころの一つだ。大橋は「いろんな人が僕らのために出てくれて、20年頑張ってきたご褒美」と感激する。常田は「絶対に成功させたい」と意気込んだ。
◇スキマスイッチ 大橋卓弥(おおはし・たくや)と常田真太郎(ときた・しんたろう)の2人組。大橋が楽曲のアレンジを常田に依頼したことを機に99年に結成。05~07年にNHK紅白歌合戦に出場。07年の初のベスト盤「グレイテスト・ヒッツ」は2週連続でオリコンチャート1位。22年に「奏(かなで)」のサブスクリプション(定額聴き放題)の再生回数が1億回を突破した。
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