お笑い芸人のエスパー伊東さん死去、63歳 カバン芸で大ブレーク 多発性脳梗塞で闘病

[ 2024年1月16日 23:13 ]

エスパー伊東さん
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 元お笑い芸人のエスパー伊東(本名伊東万寿男=いとう・ますお)さんが死去したことが16日、分かった。63歳。東京都出身。死因などは明らかになっていない。1990年代、ボストンバッグの中に入り込むカバン芸を武器に大ブレークしたが、2019年1月から「右変形性股関節症」治療のため芸能活動を休業していた。親交の深い南部虎弾はスポニチ本紙の取材に「容体が良くなって年末に病院から施設に戻ると聞いていたので、まさかこんなに早く亡くなってしまうとは残念で仕方がない」とショックを受けていた。

 伊東さんは全国会員数100人超の「不思議サークル」を主宰したことを機に露出が増加し、日本テレビ「投稿!特ホウ王国」、フジテレビ「めちゃ×2イケてるッ!」出演でブレーク。上半身裸、黒スパッツ姿をトレードマークに、常人離れした「高能力」と呼ばれる芸で人気を博した。

 2018年12月に記者会見を行い、右変形性股関節症で加療中のため芸能活動を休業すると発表。中学2年の時に同症と診断され、ボストンバッグから顔だけ出すなど、体を酷使した芸を繰り返すうちに悪化していったという。会見では「絵画や、自叙伝を書いて(費用をため)早く手術をしたい」と話し、「またカバンに入りたい」と復帰を願っていた。

 20年2月に出演したTBS「爆報!THEフライデー」では、休業発表後に多発性脳梗塞を発症していたことを明らかに。19年2月に右変形性股関節症の手術を受け、同4月には多発性脳梗塞の投薬治療を開始。収入が全くないため、生活保護を受けている現状が伝えられていた。

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