歌い続けるため、大川栄策は鍛え続ける デビュー55年目「歌と声は健康のバロメーター」

[ 2023年11月24日 05:00 ]

自転車型トレーニング器具をこぐ大川栄策
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 【だから元気!】著名人に健康や元気の秘訣(ひけつ)を語ってもらう企画「だから元気!」。今回は「さざんかの宿」などのヒットで知られる歌手の大川栄策さん(75)です。若い頃はたんすを担ぎながら歌うパフォーマンスでも注目を集めた肉体派。デビュー55年目を迎え、変わらぬパワフル歌声を届ける活力の源は絶え間ないジム通いにありました。(構成・前田 拓磨)

 歌と声って本当に健康のバロメーターですよ。長年歌ってきて一番感じるのは、健康に問題があると本当に声に出ます。僕はスポーツ大好きで、するのも観戦も大好きなんですよね。小さい頃は空手とか格闘技も随分やってきました。

 プロになってからは声を維持するための運動で、ジムに定期的に行っています。最低、週2回は行きますね。ジムに通い始めたのは44歳で結婚してからです。奥さんが陸上選手で、運動好きだったのね。一緒に運動しようみたいなことになって、ジムに入りました。腹筋、足、上半身、背筋から全部、器具は最低10種類はやります。調子のいい日は15種類やったりはしますね。全身を満遍なく鍛えています。時間は大体40、50分でしょうか。しっかりやれば1時間くらいになります。重点的にどこかを鍛えるというよりはバランスですよね。

 ベストテンとかで若い頃披露していたたんす担ぎにもこつがあって、バランスなんですよね。よく腰を落としてね。バランスとか反動を利用して、上げるんですよ。実際に傾けただけで自分に担げるかどうかは分かるんですよ。重心がどこにあるのか、察知する。そうすると、どれくらいの反動力を使わないといけないのかが担ぐ前から分かります。

 若い頃は酒もタバコもやる。暴飲暴食、もう好き勝手なままにやっていたの。酒ばっかり飲んでね。飲むときはビールを一晩で1ダースくらい飲んでいましたよ。でも30歳で肝炎を患いましてね。これで死ぬかと思うほどの重症で1カ月入院しました。黄疸(おうだん)が出て、満足に歩けないような状態。肝臓って、特段この薬を飲めばとかないんですよ。とにかく体を休めること。それで1カ月くらいたったら全回復して、猛烈に力が湧いてきたのね。俺、こんなことしてられるかってね。それから心を入れ替えました。地方公演に漢方を煮る土鍋を、自分で担いで持っていったりとかしてね。漢方薬とかも半年くらい飲んでいました。

 お酒は今でも毎晩飲みますけど、肝臓の数値は正常ですよ。食事面では、奥さんが毎朝野菜ジュースを作ってくれる。毎朝ミキサーで、果物にビタミン剤とかいろいろ入っています。夫の健康を見てくれるのは、やっぱり奥さんですよ。家族のためにもね、健康でなくちゃいけないなみたいなことは痛感しましたね。

 もう55年目ですからね。ここまでよく歌ってこられたなと思うし、ここでゴールということはないですからね。歌に関しては、ゴールがないとしか言いようがない。元気で皆さんの前で歌って、聴いてもらう。自分で思うように声が出なくなったらもうマイク置きますよ。そして何がしかの思いを持ってもらうということ。これからもそれを続けていきたいです。


 ◇大川 栄策(おおかわ・えいさく)1948年(昭23)10月30日生まれ、福岡県出身の75歳。実家は家具の製造業を営む。古賀政男の弟子として、69年「目ン無い千鳥」でデビュー。82年に発売した「さざんかの宿」が大ヒット。83年にNHK紅白歌合戦初出場を果たす。05年に発売した「駅」は25万枚のヒットを記録した。

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