「どうする家康」第38話7・4% 番組ワースト2位&4度目の1桁転落…また不運 裏にラグビーW杯など

[ 2023年10月10日 09:10 ]

東京・渋谷のNHK社屋
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 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は8日、第38話「唐入り」が放送され、平均世帯視聴率は7・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが10日、分かった。ラグビー日本代表の決勝トーナメント(8強)進出が懸かった日本テレビ「ラグビーワールドカップ2023 日本×アルゼンチン」(後7・45~9・59=21・5%)などと重なり、2週ぶり4度目の今作1桁台。番組最低更新は免れた。

 第10話「側室をどうする!」(3月12日)の7・2%、第30話「新たなる覇者」(8月6日)の9・4%、第36話「於愛日記」(9月24日)の9・9%に続く1桁台で、番組ワースト2位。第10話は43・2%のテレビ朝日「2023ワールドベースボールクラシック1次ラウンド・日本×オーストラリア」(後7・08~10・00)、第36話は14・1%のフジテレビ「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023女子・日本×ブラジル」(後7・14~9・49)と同時間帯だったため。第30話は“平場回”。今回は、またもスポーツの世界的なビッグイベントとぶつかる不運に見舞われた。

 大河ドラマは4年前もラグビーW杯に辛酸。初回からの“壮大な伏線”が回収された19年「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」第39話「懐かしの満州」(10月13日)が、39・2%の日本テレビ「日本×スコットランド」(後7・30~9・54)と重なり、大河歴代最低の3・7%に沈んだ。

 この日のテレビ朝日「ポツンと一軒家」(日曜後7・58)は9・8%、TBS「坂上&指原のつぶれない店SP」(後7・00~9・00)は6・2%、フジテレビ「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023男子・日本×アメリカ」(後7・14~9・49)は11・4%だった。

 ただ、配信全盛時代となり「リアルタイムの世帯視聴率」は急激に低下。ゴールデン帯(午後7~10時)の総世帯視聴率(HUT、関東地区)は、

 2021年(年間) (21年1月4日~22年1月2日)=58・0%
 2022年(年間) (22年1月3日~23年1月1日)=52・8%
 2023年(上半期)(23年1月2日~23年7月2日)=50・0%

 2年前から8・0ポイントも激減。これに伴い、全番組の数字が低下しており、19年に20%超えを連発していた「ポツンと一軒家」も今年は13%前後で推移している。

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第38話は、ついに天下統一を果たした豊臣秀吉(ムロツヨシ)は、次の狙いを国外に求めた。江戸開発に勤しんでいた徳川家康(松本潤)をはじめ、諸大名を肥前名護屋城に集め、唐入りを命じる。朝鮮に渡った加藤清正(淵上泰史)たちから連戦連勝の報が届き、秀吉はご満悦。しかし、家康は苦戦を強いられているという裏情報を入手。家康が石田三成(中村七之助)とともに秀吉の渡航を必死に食い止めようとした時、家康の前に茶々(北川景子)が現れ…という展開だった。

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