「どうする家康」殿&ネット涙…別れの言葉なき数正出奔の裏側 松重豊「したでしょう?」演出絶賛の説得力
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嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は27日、第33回が放送され、謎に包まれた徳川家康の懐刀・石川数正の出奔(天正13年、1585年)が描かれた。2人きりの語らいの矢先、数正の“裏切り”に、涙の視聴者が続出。同回を演出した加藤拓監督に数正役・松重豊(60)の魅力や凄さ、撮影の舞台裏を聞いた。
<※以下、ネタバレ有>
「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。
第33回は「裏切り者」。「小牧長久手の戦い」に勝利した徳川家康(松本潤)だが、織田信雄(浜野謙太)の裏切りに遭い、一転、大ピンチに陥る。石川数正(松重豊)は大坂城に赴き、羽柴秀吉(ムロツヨシ)との直接交渉に臨むが、秀吉の本当の恐ろしさを痛感。徳川を苦しめる真田昌幸(佐藤浩市)の裏にも秀吉の影を察した数正は、家康に決死の進言…という展開。
本多忠勝(平八郎)(山田裕貴)たちは「岡崎決戦」を主張。しかし、繁栄を極めた大坂の町を目の当たりにした数正は「もはや、秀吉の天下は崩れぬ」「(小牧長久手の戦いに)勝ってはおらぬ!あんな勝利は些細なこと。今の我らと、秀吉の在り様を見れば、どちらが勝ったのか誰の目にも明らかじゃ!」。家康に上洛を進言した。
数正は「殿は、化け物には敵いませぬ。秀吉の臣下に入るべきと存じます」「従えませぬ!岡崎城代としてお断り申す!」。家康は「ならば、岡崎城代の任を解く!」と決裂した。
酒井忠次(左衛門尉)(大森南朋)が仲裁し、数正は家康と2人きりの語らい。
「わしは、戦なき世をつくる。この世を浄土にする。そう心に決めてきた。苦しくなどない」。家康の決意に、数正は「危うく忘れるところでござった。殿を天下人にすることこそ、我が夢であると。覚悟を決め申した!もうひと度、この老体に鞭打って大暴れいたしましょう!わたくしは、どこまでも、殿と一緒でござる」。家康の目から涙。どこか呆気に取られた表情にも見える。
一礼し、下がる数正。去り際、家康に背中を向けたまま「殿、決してお忘れあるな。わたくしはどこまでも、殿と一緒でござる」――。
言葉とは裏腹に、その覚悟が出奔だった。
数正邸はもぬけの殻。駆けつけた家康に、忠次が「石川数正、その妻子、その家臣、出奔いたしてございます」と報告。家康は数正の置き手紙を読む。「関白殿下 是天下人也」――。
数正と家康の最後の対話。加藤監督は「別れの言葉がない別れのシーンなので、説得力を持たせるのが難しいんですよね。演出が、ということじゃなく(笑)、俳優さんの方が大変。最初と最後は引きの広い画で、あとは松重さん方向と松本さん方向からと、シンプルな撮り方をしました。秀吉の怪物ぶりを体感し、大坂の繁栄ぶりを目の当たりにした数正だからこその殿への直言でしたが、秀吉に調略されたから出奔した、ロジカルな策略として出奔したというような描かれ方は、ここまではされていません」と振り返った。
「松重さん自身、数正の出奔にとても真摯に取り組まれていて、特に33回はすべての動作、声色など一瞬たりとも気を抜かない緊張感がありました。大坂城で秀吉一族に囲まれ、伏したまま微動だにしないが、たった独りで豊臣と対峙する緊張感。その恐ろしさを徳川家臣団のみならず、家康や忠次とも共有できない焦りや絶望感、そして、いよいよ決別の時を迎え、家康と向き合った時の悲しみと覚悟。すべてを背負い、かつ明確な別れの言葉を言わない“出奔”は、お二人のお芝居に懸かっていました」
オンエア上は約7分に及んだヤマ場。撮り終えた後、加藤監督が「いや~、出奔しましたね~」と労うと、松重は「(出奔)したでしょう?」とニコッと笑った。
「出奔の詳細な理由は次回になりますが、松重さんの一言からは、安堵感とともに『このシーンだけでも、出奔したことがちゃんと分かるでしょう?』という達成感みたいなものも伝わりました。やはり、その時のセッションは一発勝負の側面がありますからね。殿が数正の言葉の裏にある感情をどういうふうに受け止めるかも肝だったんですけど、松本さんが表情と涙で見事に返してくださって。初回から関係性を積み重ねてきたお二人だからこその素晴らしいシーンになったと思います」
BSプレミアム「英雄たちの選択」(水曜後8・00)のナレーションを務めるなど、歴史に造詣が深い松重。数正の出奔については、当初から「古沢さんがどう描くのか、歴史好きの人間にとっても非常に興味があるので、楽しみ」と語っていた。
加藤監督は「松重さんが数正の、作品の正念場として取り組んでくだったことが『(出奔)したでしょう?』の一言からひしひと感じられて、印象に残っています」と感謝した。
次回第34回は「豊臣の花嫁」(9月3日)。数正出奔の“真実”が明かされる。
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