「阿波おどり」台風暴風警報でも強行し物議 宮迫博之らもずぶ濡れ参加 転倒者も…市長は中止要請

[ 2023年8月16日 13:41 ]

宮迫博之X (@motohage)から

 徳島の夏の風物詩「阿波おどり」が15日、台風7号の影響を考慮し、最終日の15日の公演を全面的に中止した。実行委によると、台風の影響に伴う中止は2019年以来。「阿波おどり」を巡っては、14日に台風の中で強行開催したことがネット上で物議をかもしている。

 「阿波おどり」は今月12日に開幕。だが、台風7号の接近に伴い、14日に徳島市の内藤佐和子市長が中止を要請。だが、実行委の会議に出席した委員16人中9人が開催に賛成したため、14日は強行開催。元お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之らも参加し、「53歳の青春。今からズブ濡れで踊りまーす」と、その様子をSNSに公開していた。ずぶぬれになりながら演舞し「冷たかった」などと話す踊り子のほか、転倒する踊り子もいた。

 強行開催されたことについて、内藤市長は自身のX(旧ツイッター)に「徳島市として、今後、台風の影響が大きくなっていくことが見込まれるため、阿波おどり実行委員会に対して、中止を要請しましたが、実行委員会は阿波おどりの開催を決定したとのことです」と投稿。「学生ボランティア等が参加するエコステーションは中止するよう要請し、その部分は中止に。他の部分(ノボリの撤去等)についてもできる限り、被害が起きないよう、要請しています」と説明した。

 阿波おどりが開催された当時、徳島市内全域に「警戒レベル3 避難準備・高齢者等避難開始」が発令されていた。危険な状況での強行開催に、内藤市長の投稿には「なんで中止に出来ないのでしょうか?」「市長としてこのツイートは防災とリスクヘッジの観点から極めて適切」「市長の判断は正しい 災害の前には人類は無力だと学習しないのはなぜでしょう」「徳島県はこの事態をどう考えているのだろうか?」と、さまざまなコメントが寄せられた。

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