「どうする家康」第30話は9・4% 2度目の1桁&平場は初…総世帯HUT低下「ポツン」も11・3%

[ 2023年8月7日 09:10 ]

東京・渋谷のNHK社屋
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は6日、第30話が放送され、平均世帯視聴率は9・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが7日、分かった。前回第29話(7月30日)の11・5%から2・1ポイント急落し、今作の1桁台は第10話(3月12日)の7・2%に続く2度目。裏番組にスポーツの世界的なビッグイベントなどがない“平場回”としては初となった。

 「本能寺の変」を描いた第28話(7月23日)は12・7%、「伊賀越え」を描いた第29話は11・5%と好視聴率だったものの、年配層を奪い合うライバル・テレビ朝日「ポツンと一軒家」(日曜後7・58)が「世界水泳福岡2023」のため、2週連続休止の追い風もあった。

 6日は通常放送に戻った「ポツンと一軒家」が11・3%をマーク。同時間帯(後8・00~8・43)横並びは「ポツンと一軒家」、日本テレビ「ウルトラマンDASH2023夏SP」に続き「どうする家康」は3位だった。「ポツンと一軒家」も通常より低め。夏休み真っただ中、在宅率が低かった可能性もある。

 「どうする家康」第10話の7・2%は、43・2%の高視聴率を叩き出したテレビ朝日「2023ワールドベースボールクラシック1次ラウンド・日本×オーストラリア」(後7・08~10・00)と重なったため。今回は“強敵”不在の中、1桁に転落した。

 ただ、配信全盛時代となり「リアルタイムの世帯視聴率」は急激に低下。ゴールデン帯(午後7~10時)の総世帯視聴率(HUT、関東地区)は、

 2021年(年間) (21年1月4日~22年1月2日)=58・0%
 2022年(年間) (22年1月3日~23年1月1日)=52・8%
 2023年(上半期)(23年1月2日~23年7月2日)=50・0%

 2年前から8・0ポイントも激減。これに伴い、全番組の数字が低下しており、19年に20%超えを連発していた「ポツンと一軒家」も今年は13%前後で推移している。

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第30話は「新たなる覇者」。「伊賀越え」を成し遂げ、無事、浜松へ戻った徳川家康(松本潤)。一方、羽柴秀吉(ムロツヨシ)は織田家の跡継ぎを決める清須会議で、織田信長の孫・三法師を擁立しつつ、織田家の実権を握ろうとしていた。秀吉の動きが苦々しいお市の方(北川景子)は柴田勝家(吉原光夫)との結婚を決意。秀吉と勝家の対立が深まる中、家康は旧武田領に手を伸ばす関東の雄・北条氏政(駿河太郎)との一戦に臨むことに…という展開。

 織田信長亡き後、物語は新たなステージへ。次回第31話は「史上最大の決戦」(8月13日)。松潤家康は髭をたくわえた貫禄の新ビジュアルに。いよいよ羽柴秀吉VS織田信雄&徳川家康の「小牧・長久手の戦い」(天正12年、1584年)が迫る。

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