「紅白」瞬間最高視聴率は39・5% 大トリ・福山雅治の歌唱ラストシーン 2年連続40%大台届かず

[ 2023年1月4日 09:08 ]

<第73回NHK紅白歌合戦>熱唱する福山雅治(撮影・小海途 良幹)
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 昨年大みそかの「第73回NHK紅白歌合戦」(後7・20~11・45)の瞬間世帯最高視聴率は39・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが4日、分かった。昨年に続き、瞬間最高でも40%の大台には届かなかった。

 同数字は第2部(後半)の午後11時39分に記録したもので、大トリで福山雅治が「桜坂」を歌い終えるあたりの時間帯だった。。

 第1部(前半)では午後8時49分に記録した35・2%が最高。こちらは、坂本冬美「お祭りマンボ~スカパラSP~」終了後。坂本の歌に合わせて、紅白出場のアーティストたちが「ワッショイ、ワッショイ」と踊ってもり上がったステージの後だった。

 2021年の瞬間最高は2部(後半)の午後11時42分に記録した39・3%。1部(前半)は午後7時42分に記録した33・6%だった。

 今回の後半の平均世帯視聴率は35・3%で、2021年の34・3%を1・0ポイント上回った。2部制になった1989年以降、2年連続の歴代最低更新は回避したが、歴代ワースト2位。40%の大台割れは2年連続8度目となった。前半の第1部(後7・20~8・55)は31・2%だった。

  番組は同時・見逃し配信サービス「NHKプラス」でも生配信。「#NHK紅白」が長時間にわたってツイッターの世界トレンド1位となり、SNS上を席巻した(12月31日午後8時=652454ツイート、午後9時=1123083ツイート、午後10時=1448643ツイート、午後11時=1668135ツイート、1月1日午前0時=1792391ツイート)。

 工藤静香が24年ぶり9回目、篠原涼子が28年ぶり2回目とカムバック組も反響。休養前最後のステージとなった氷川きよしが紅・白組の枠にとらわれない特別企画として「限界突破×サバイバー」を熱唱。不死鳥に乗って歌唱するという紅白史に残るド派手演出で、日本中に氷川の姿を焼き付けた。紅組トリはMISIA、大トリは福山雅治が務めた。

 テーマは「LOVE&PEACE みんなでシェア!」。司会は大泉洋、橋本環奈、桑子真帆アナウンサー、スペシャルナビゲーターは嵐・櫻井翔。橋本の度胸満点の司会ぶりが絶賛された。

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