武井壮会長 フェンシング合宿騒動 対応遅れの理由説明「まず練習内容のヒアリングをしなければ」

[ 2022年7月3日 11:24 ]

日本フェンシング協会の理事会後に取材に応じた武井壮会長
Photo By スポニチ

 タレントで日本フェンシング協会会長を務める武井壮(49)が3日、TBS「サンデージャポン」(日曜前9・54)に生出演。男女エペ日本代表が6月に沖縄で実施した合宿でレジャーに興じていたと報じられた問題について言及した。

 フェンシング協会は2日に理事会を開き、世界選手権に向けて心身の調整が目的で、内容には問題がなかったことを確認。一方で、自己負担で同行した家族が同じ部屋に宿泊するなどの不適切な部分もあったことを認め、助成金の申請を見送るとした。ただ、家族同伴については“不適切”と認めながらも、ウクライナ人コーチや小さな子供がいる選手だったことから理解を求め、一連の件での処分はしないことを明言していた。

 理事会を開いてから一夜。「騒動の対応が遅かったのでは?」という声を受け、武井会長は対応が遅れた理由を説明した。

 「助成金の申請フローっていうのがあるんですけど、それが事後報告からの承認。スポーツの合宿って、たとえば雨降ったらスケジュール変更になる、選手がケガをしたらほかのメニューに変更になるってことが往々にしてある。とくに世界選手権直前というところに、オリンピックの金メダリストも参加しているので、その選手たちのコンディションを保つ上での変更もあるってことを考えると、練習の内容を逐一毎日、把握するシステムが協会にはなくて。事後報告を受けて承認する形だったので。まず練習内容のヒアリングをしなければならなかった。それがわからないうちに“申し訳ない”って謝罪をするわけにもいかないし、“適切だった”という答えもするわけにはいかなかったので、30人全員のヒアリングをまずって」。

 その上で今後は「事前にある程度の仮メニューを記載することにして。さらに合宿中の1日ごとの報告をコーチから送らせて、そこに記入できるようにする。もしこういった問い合わせがあったときにどういったメニューか、我々もすぐチェックするって機能を作って。事後承認もスムーズにできるフローを作っていこうと」と明かした。

続きを表示

2022年7月3日のニュース