渡辺裕之さん「三月五日に素敵な演奏を披露して下さったばかり」ジャズドラム奏でた湘南ビーチFM追悼

2010年、第11回叙々苑カップのショータイムでドラムを叩く俳優の渡辺裕之さん
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　俳優の渡辺裕之さんが3日、自宅で亡くなったことが5日、分かった。66歳だった。所属のワイケーエージェントが公式サイトで発表した。渡辺さんは3日昼頃、家族が自宅で発見した。妻は女優の原日出子（62）。葬儀については、家族との相談の上、密葬とするとしている。

　ジャズドラマーとしても有名だった渡辺さん。今年3月5日の自身のインスタグラムでも湘南ビーチFMでのライブ生放送の一コマを写真とともに報告していた。投稿された写真の中には湘南ビーチの美しい写真もあった。

　大好きだった音楽を何度も奏でた舞台となった湘南ビーチFMもスタッフ一同の思いとして公式ツイッターに追悼メッセージを投稿。「湘南ビーチFMは、渡辺さんとはジャズ・ドラマーとして何度もライヴ番組に御出演頂くという縁がありました。二ヶ月前の三月五日に素敵な演奏を披露して下さったばかりです。感謝とともに御冥福を御祈り致します。湘南ビーチFMスタッフ一同」とつづった。

　所属事務所は5日、「弊社所属俳優、渡辺裕之（享年66歳）が自宅で縊死致しました。あまりに突然の出来事に、ご家族もスタッフも驚きと悲しみに呆然としております。マスコミの皆様におかれましては、ご親族の深い悲しみにご配慮頂きますよう切にお願い申し上げます」と報告した。

　渡辺さんは1980年にコカ・コーラのCMで芸能生活をスタート。82年には大正製薬「リポビタンD」のCM内で使われた「ファイトー！」「イッパーツ！」のフレーズとともに有名になり、同製品の爆発的な売り上げにも貢献。端正な顔立ちと鍛え上げられた肉体で人気を集め、スポーツマンとしての顔もあった。1993年には女優の原日出子と結婚。芸能界屈指のおしどり夫婦として知られていた。